「今年も安全に気を付けてがんばって」児童らのエール受け、除雪機の出動式 京都府と福知山市
本格的な冬の到来を前に、京都府除雪機械出動式が25日、福知山市牧の府福知山除雪機械管理車庫で開かれた。実施する地域の建設企業や関係機関が地元の小学生からエールを受け、迅速な出動や安心安全な除雪作業を誓った。 府では、12月1日から来年3月15日まで、地元企業と共同で府北中部地域の道路除雪態勢を構築。総延長1476キロを194台(府63台、建設企業131台)で除雪にあたるほか、地域団体が歩道除雪をボランティアで担い、通学路などを確保する。 出動式は府と市が主催。関係者や大江小学校1、2年生の計70人ほどが参加した。 2年生の児童はさんは「雪かきをしてもらっている道を歩くと、冷たい思いをせずに歩くことができるのでうれしいです。いつも頑張ってくださり、ありがとうございます。今年も安全に気を付けて頑張ってください」と企業関係者にエールを送った。 実施企業を代表して、福知山建設業協会の前田秀和会長は「地元の道路網は地元の建設業者で守るを合言葉に、今年も一生懸命に丁寧な除雪作業にあたる決意です。どんな天候になるか見当もつきませんが、早期の除雪作業への出動と安全作業を今年も鋭意進めて参ります」と決意を表明。 ロータリ除雪車、除雪トラックなどの除雪機械が並び、児童たちは「どうして目立つ色をしているんですか」「なぜサイレンがついているのですか」などと積極的に質問し、府職員が答えていたほか、乗車体験もあり、目を輝かせながら、「タイヤが僕よりも大きい」などと迫力のある機械に驚いていた。