祝・ホンダF1参戦60周年! 伝説のF1マシン「RA272」がラグナ・セカを疾走! 2023シーズンはセナ・プロ期を上回る勝率で大躍進のホンダに期待が高まる
日本の自動車メーカー初のF1グランプリ優勝を果たしたホンダ RA272
米国ラグナ・セカ・サーキットで行われた「ロレックス・モータースポーツ・リユニオン」で、ホンダが誇る伝説のF1マシン「RA272」のデモランが披露されました。なぜ今、往年のF1マシンが登場したのかというと、ホンダが世界最高峰の自動車レース、F1グランプリに初参戦してから60周年という記念の年を迎えたことを祝し、ホンダに初のF1チャンピオンをもたらした栄光のマシンが往年の走りを披露したというわけです。では、RA272とはどういうレーシングカーだったのでしょうか。ホンダ60年の軌跡とともに振り返ります。 【画像】伝説のF1マシンがラグナ・セカのコークスクリューを疾走! ホンダ「RA272」を見る(16枚)
ホンダF1初優勝マシンがラグナ・セカを快走!
アメリカ合衆国カリフォルニア州モントレー半島を舞台に、毎年8月の恒例行事となった「モントレー・カーウィーク」では、世界最高クラスの格式を誇る「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」をはじめとするコンクールや、さまざまな種類のクラシックカー愛好家たちによる大小のミーティング。あるいは名門オークショネアたちによる大規模オークションなどの各種イベントが、半島のいたるところで行われる。 しかし忘れてはならないのは、ペブルビーチと並ぶ2大看板、「ラグナ・セカ」サーキットで行われるレースイベント「ロレックス・モータースポーツ・リユニオン」。日本人愛好家も1980年代から盛んに参戦してきた、この世界的な人気クラシックカーレースで、2024年はエキシビションとしてホンダF1第1期のウイニングマシン「RA272」がデモランを披露することになった。
超高回転V12のファンファーレを、LAの空のもとで
ホンダはこの夏、同社のF1グランプリ参戦60周年を記念し、F1公式戦においてホンダに初優勝をもたらしたマシン「ホンダRA272」を、2024年8月14~17日に「ウェザーテック・レースウェイ・ラグナセカ」で開催された「ロレックス・モータースポーツ・リユニオン」をはじめとする、世界的なスペシャルイベントに参加させている。 1960年代の常識においては革新的というほかない、複雑なエンジニアリングで知られるホンダRA272は、1965年11月のメキシコ・グランプリにて、ホンダのエンジンとシャシー技術が世界トップレベルであることを証明。日本の自動車メーカーとして初めてF1グランプリで優勝したレーシングカーとして、当時はまだ日本の自動車メーカーの存在をほとんど認識していなかった世界中のレースファンに衝撃を与えた。 そしてこのほど、最高回転数1万3000rpmを発揮する1.5L・V12エンジンを横置き搭載した伝説のホンダRA272は、ホンダ伝統のテストドライバーにして、1980年代には2輪レーサーとしてアイドル的人気を誇った宮城 光氏がステアリングを握り、ラグナ・セカをエキシビション・ラップすることになったのだ。 RA272は、最近では7月11日~14日に開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2024」で、宮城氏と現F1レーシングドライバーの角田裕毅選手の操縦により有名なヒルクライムコースを走ったばかりである。
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