冨永愛、大河ドラマ初出演 25年「べらぼう」に「大奥」キャスト集結
木村了
演出の大原さんとは「麒麟がくる」の時にご一緒させて頂き、大奥の演出では予想もしなかった方法に雷に打たれる様な感覚になったのを強く覚えています。なので、今回お話を頂いた時は、またあの感覚を味わう事が出来る!と思ったと同時に、また役に没頭する事が出来ると二重に嬉しく思いました。視聴される方々にも、作品に没頭して頂ける様に精進していきたいと思います。横浜流星さんがどの様に蔦重を演じられるのか、今から大変ワクワクしてます。共演は初めてではないのですが、じっくりと演技をした事がないので、横浜さん演ずる蔦重から放たれる物をしっかり受け止めて進んで行きたいと思います。また、相棒である平賀源内を演じられる安田顕さんとの共演も大変楽しみです。演じるに当たって、図書館などに行って、様々な文献を読み漁りました。その全てが古い文献なので書体も古く読解に時間が掛かりました。色々調べた結果、平秩東作は何者なのか分からないと言うのが僕の答えでした。共通する事は、煙草屋であり山師であり、狂歌師であり、識者であった事。それに加えて、ある方は、お金に執着する様な人だった説を唱え、ある方は、温厚で常に人に慕われていた反面、隠密だったという説を唱えていました。大原さんとその事について話した時、本作の脚本家である森下佳子さんがどの様な平秩東作像を書き上げてくるかで決める事になりました。どこか憎めない、平賀源内の隣にいて遜色のない人間が生まれたら良いなというのが今の気持ちです。蔦重は本気で吉原の事を考え続けた結果、江戸時代のエンターテイナーになったのだろうと考えています。芯にあるのは吉原への思いなんじゃないでしょうか。新宿という街は、昔住んでた事があるので様々な思い出がありますが、僕が初めて出演した映画のロケ地が新宿の歌舞伎町だったので思い出深い場所です。
山村紅葉
『べらぼう』出演のお話をいただいた時は「嬉しい!!これでジグソーパズルの最後の1ピースをゲット!!」と飛び上がって喜びました。「ジグソーパズル」というのは、私が人生でやりたいこと。断崖絶壁コンプリートし、バラエティーも情報・クイズ番組・映画、そして朝ドラ!出演も叶いました。残りの1ピースが「大河出演」でした。 しかも、世界地図のジグソーパズルだとすると「日本」という最も大事な1ピースだったので、大変嬉しく、全力で「おしげ」を演じさせていただきます。横浜流星さんに、顔合わせで初めてお会いして思わず「実物もカッコイイんですねぇ!!」と言ってしまいました。映画やテレビでみていた通りのという意味ですが、失礼だったかなと思う間もなく「ありがとうございます。嬉しいです。」と爽やかな笑顔で答えてくださいました。撮影中も私が 遠くから走ってきて声をかけるタイミングを自主練していたら、参加して、きっかけ台詞の仕草を遠くから見えやすくしてくださったり、お芝居への情熱もかっこいいです。福原遥さんは、とにかく可愛いです。 私は彼女のお目付け役なので厳しく接しなければならないのですが、深刻になりがちなシーンもちょっとコミカルな要素を加えて演じられるので、私は青筋立てて怒っているシーンでもカットがかかった途端に大爆笑!!なんてことも。今後の撮影がますます楽しみです。