角田裕毅、新旧フロアを比較、初日は11番手「今日は中団トップではなかったが、予選に向けた改善案がある」F1第17戦
2024年F1アゼルバイジャンGPの金曜、RBの角田裕毅はフリー走行1=15番手/フリー走行2=11番手、ダニエル・リカルドはフリー走行1=10番手/フリー走行2=16番手だった。 【写真】2024年F1第17戦アゼルバイジャンGP ファンイベントでの角田裕毅とダニエル・リカルド(RB) RBは今回持ち込んだアップデートコンポーネントとして、フロントウイングの変更を申告している。 レーシングディレクターのアラン・パーメインは、初日を次のように振り返った。 「まずまずの一日だった。しかし、マシンバランスが完璧ではなかったため、ここからさらにペースを大幅に向上させる必要がある」 「どちらのドライバーも完全には満足していなかった。フロアの比較を行い、FP1でダニエルが最新仕様のフロアで走り、FP2では2台とも最新仕様で走行した。今夜、これに関するデータを引き続き分析する。正しい方向にしっかり踏み出せたというのが第一印象だ」 「このストリートサーキットではいつものことだが、路面が一日のなかで進化していく。それに伴ってバランスを調整する必要がある」 「今夜、自分たちのダウンフォースレベルを慎重に確認し、FP3や予選に向けて調整を行う可能性がある」 ■角田裕毅(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム) フリー走行1=15番手(1分47秒708:ソフトタイヤ/21周)/フリー走行2=11番手(1分44秒645:ソフトタイヤ/24周) 最初はとてもトリッキーでしたが、FP1とFP2の間にうまく進歩することができました。ただ、中団のトップに立つには十分ではありませんでした。 この手のトラックでは、1周を通して良いバランスを保つことは難しいですが、セッションを重ねるなかで、改善することができました。あとは、微調整をして、FP2で経験したバウンシングを修正するだけです。 明日の予選を良いものにするために、FP3の前にどういう改善をするかについて、すでにいくつかのアイデアを持っています。 ■ダニエル・リカルド(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム) フリー走行1=10番手(1分46秒687:ソフトタイヤ/23周)/フリー走行2=16番手(1分45秒056:ソフトタイヤ/26周) いろいろあった一日だった。前回このサーキットを走ったのは2年前だから、またここに戻って来ることができてうれしかった。FP1はうまくいったよ。比較的良い流れに乗ることができて、感触も良かった。 ここはとても滑りやすいから、グリップを改善できるかどうか確認するために、FP2に向けていくつか変更を施した。でも、この変更が状況を改善したという結論には至らなかった。 FP1では良い状況だったし、その時に何がうまく機能していたかは分かっているから、FP1のセットアップを使ってそこからもう少しパフォーマンスを引き出すようにしたい。そうして、明日の予選で良いラップを走れたら、中団の先頭で戦うことができるだろう。 どの市街地コースでも、ラップをうまくまとめることができれば、良い結果につなげることができる。それを実現するために最善を尽くしていくよ。 [オートスポーツweb 2024年09月14日]