EL制覇のアタランタ指揮官、プレミアからオファー舞い込むも「もう行かない」ワケは?
ヨーロッパリーグ(EL)を制覇したアタランタ指揮官ジャン・ピエロ・ガスペリーニがプレミアリーグからのオファーを断ったことを明かした。30日のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューで語っている。 今シーズンは、リーグ戦1試合を残してセリエA4位以上の成績を確定させているほか、コッパ・イタリア準優勝、EL優勝と素晴らしい成績を収めたアタランタ。2016年から指揮を執るガスペリーニ監督は、来シーズンへ向けてナポリの次期監督候補に挙げられるなど去就に注目が集まったが、ベルガモに残る意向を示している。 そんな中、アタランタ指揮官はイタリア国外からオファーを受け取ったことを明かしつつ、断りを入れた理由を明かした。 「イタリア国外で経験を? それはない。私はもう行かないよ。今年も非常に素晴らしいオファーを受け取ったんだがね。オファーはイングランドからで、最近のことだ。今シーズンはカップ戦で優勝したので、もちろんイタリア国外からも多くのオファーがあった。だが私はイタリアが大好き過ぎるんだ。国外へ行くと『スタジアムや環境もなんて素晴らしいんだ』と思うが、(試合のない)月曜日から土曜日のことを考えるとね…(笑)」 また、ガスペリーニ監督はミランで不発だった逸材シャルレ・デ・ケーテラーレの才能を開花させることに成功した背景を語った。 「シャルレは、ゴールから遠いポジションに置けば置くほど苦しむ。彼は下がってビルドアップに参加することになるからね。いくつかの場面においては良いかもしれないが、彼はFWであるべきなんだ。つまりゴールを挙げるか、アシストをするかのどちらかであるべきだ。彼はその方向を目指して取り組み、ゴールやアシストを記録できるようになった。だが彼はまだ若い。さらなる進化を遂げられるはずだ」