【全日本】9.1福岡で世界タッグ挑戦の本田竜輝「斉藤ジュン、スイーツを食べたぐらいでガタガタ言いやがって。ベルトはいただくぜ!」
9月1日福岡大会、斉藤ブラザーズの保持する世界タッグ王座に綾部蓮と挑戦する本田竜輝。8月17日立川大会の試合後、斉藤ジュンが勝利のスイーツを食べようとした瞬間、それを横取り。本田とジュンの間に遺恨が生まれた。スイーツと共に「世界タッグ挑戦」も手にした本田竜輝。7月20日の安齊勇馬との三冠戦、福岡での世界タッグ挑戦、そして9月に開催する“王道トーナメント”について話を聞いた。 【写真】8.17立川大会で世界タッグ挑戦表明した本田と綾部
――7月20日後楽園で安齊勇馬選手の三冠王座に挑戦しました。New Period対決はいかがでしたか? 本田:全力を出した上での俺の負けだ。それに関して言い訳はない。三冠王座は昨年9月、当時青柳のベルトに挑み、今回は2度目の挑戦だった。 安齊に対しては悔しい気持ちがたくさんあった。同級生だけど安齊はキャリア2年、俺は6年。タッグパートナーとして信頼しているが、シングルプレイヤーとして見たら話は別。 今年のチャンピオンカーニバルで俺は安齊に勝っている。今度こそ三冠ベルトを戴冠する気満々だったよ。 その日から髪型とコスチュームを変えて挑んだ戦いだ。これまでのキャリア約6年間全てを出し切った試合だけど、安齊からベルトを獲ることができなかった。 ――9月14日から“王道トーナメント”が開催されますね。 本田:いつまでも下を向いてはいられない。すでに王道トーナメントに向けて調整している。昨年の王道トーナメントは青柳優馬、宮原健斗、諏訪魔に勝利し決勝戦進出。だが、新日本プロレスの小島聡に優勝を獲られてしまった。 「今年こそは!」という思いが誰よりも強い。それに1回戦の相手が昨年に引き続き現三冠王者の青柳優馬。 まあ、青柳は7年連続で王道トーナメント1回戦敗退らしい。今年も俺に白星を献上して、残りのトーナメント、指を咥えて俺の活躍を見てればいい。
――9月1日福岡大会で、新世代ユニット「ELPIDA(エルピーダ)」の綾部蓮選手をパートナーに、斉藤ブラザーズの持つ世界タッグ王座への挑戦が決まりました。 本田: 8月17日の立川大会、斉藤ブラザーズの世界タッグ戦を観ていたんだ。そしたら、試合後に斉藤ジュンが美味しそうなスイーツを食べようとしていた。 本能的に身体が動いて、気が付いたら、俺がジュンのフィナンシェを食べていたんだよ。それで、せっかくだから、ついでに世界タッグ王座への挑戦も表明してやったというわけだ。 ――斉藤ブラザーズは向かうところ敵なしの状態です。 本田:たしかに世界タッグ王座の価値を上げてくれた斉藤ブラザーズには感謝している。とは言え、実は俺もあのベルトには愛着がある。 芦野祥太郎とのコンビで第91代世界タッグ王者として4度防衛。をしているから思い入れがあるベルトなんだ。 それに、世界タッグベルトも新しい持ち主を探しているんじゃないかな?綾部と俺が記念すべき「第100代王者」として全日本プロレスの歴史に名を刻んでやるよ。 ――9.1福岡大会、世界タッグ戦への意気込みをお願いします。 本田:フィナンシェを食べたぐらいでガタガタ言いやがって!9.1福岡大会、綾部とのタッグで斉藤ブラザーズの持つ世界タッグ王座を奪取してやる。 スイーツと世界タッグベルト、そして福岡の斉藤ブラザーズファンの心を、ELPIDAが根こそぎいただくぜ! (おわり) <プロフィール> 本田竜輝(ほんだ りゅうき)2000年2月11日生まれ、東京都町田市出身。高校時代アマチュアレスリングでインターハイや国体に出場。2018年4月、WRESTLE-1入門、同年9月2日デビュー。2020年4月、WRESTLE-1の団体活動停止に伴いフリーとなる。2021年1月、全日本プロレス入団。2022年6月、世界タッグ王座戴冠(w/芦野祥太郎)。2023年8月王道トーナメントでは青柳優馬、宮原健斗、諏訪魔を下し準優勝。2023年9月、安齊勇馬に共闘を呼びかけ「New Period(ニューピリオド)」結成。2024年5月29日、安齊勇馬、ライジングHAYATO、綾部蓮、本田竜輝による新世代ユニット「ELPIDA(エルピーダ)」を結成。
取材·文/大楽聡詞 編集/黒澤浩美