能登半島地震発生から4週間「早く見つかって欲しい 顔見たいな それだけです」捜索今も続く
能登半島地震の発生から4週間たった29日も石川県内では19人の安否が分からないままとなっていて警察官らによる捜索が続けられています。 【写真を見る】能登半島地震発生から4週間「早く見つかって欲しい 顔見たいな それだけです」捜索今も続く 石川県輪島市市ノ瀬町では3人の安否が分かっていません。 このうちの一人、垣地英次さん56歳の捜索現場では、地震でできた「土砂ダム」から流れ出ているとみられる水で斜面がぬかるむ中、警察と消防、およそ270人が懸命な捜索活動を続けていました。現場では、兄の弘明さんが捜索を見守っていました。 弟の捜索を見守る垣地弘明さんは「(弟英次は)優しいやつでした。早く見つかって欲しい。顔見たいな。それだけです」と話してくれました。 石川県内では地震により29日午後2時現在、238人が犠牲になっていて、このうち15人は病気やけがなどが悪化して亡くなった災害関連死です。安否不明者は19人です。
北陸放送