報徳・大角監督 サヨナラ逆転を「求めたわけではないが…」センバツ
第96回選抜高校野球大会は第5日の22日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で1回戦があり、前回準優勝の報徳学園(兵庫)が延長十回タイブレークの末、3―2で昨秋の東海大会準優勝の愛工大名電(愛知)に逆転サヨナラ勝ちした。 【熱戦を写真で】砂ぼこりを上げ、二盗に成功 報徳学園の大角健二監督の試合後の主なコメントは次の通り。 ◇報徳学園・大角健二監督 ロースコアで粘っていこうと言ってきた。うちの流れだとは思っていたが、想像以上に守備をしっかりやってくれ、粘りの野球ができた。大舞台で発揮できたのはたいしたもの。最高のスタートを切れたが、先を見ずに一戦必勝でいきたい。 (先発の今朝丸は)バックの力もあったが、ギアチェンジするところはチェンジし、メリハリのつけた投球だった。 (継投した間木は)立ち上がり不安定だったが、メンタルもしっかりしているので終盤に彼がいるのは心強いですね。 (逆転の報徳は健在)それを求めているわけでないですが、途中の粘りの守備があって、このまま延長までいけば勝てるんじゃないか、くらいの粘り強さでした。 (守備力が高い)想定以上でした。うちは部員も多いですから、1球を大事にしている。言葉でも球際と常に言ってきたが、ここまで実戦でできるとは。本当に成長してくれた。 守備は基本に忠実なところと、シートノックで球際の強さを求めてきた。私のシートノックは速すぎると言われるぐらいなんですが、実戦であるようなノックを意識して球際、球際と言いまくっています。