杉野遥亮主演「マウンテンドクター」近藤匡Pが第10話の見どころ語る
フジテレビ系にて、9月9日に連続ドラマ「マウンテンドクター」(月曜午後10:00=関西テレビ制作)の第10話が放送。それに先駆け、近藤匡プロデューサーからコメントが到着した。 杉野遥亮が主演を務める今作は、山岳医療の現場に放り込まれた青年医師が、さまざまな思いを抱えた患者や医療従事者たちと触れ合い、現実と向き合いながら成長していく姿を、壮大なスケール感で描く山岳医療ドラマ。
9月9日放送の第10話では、江森(大森南朋)が病に侵されていたことを知り、一時的とはいえ、山岳医として知識も経験も豊富なチームの柱を失ったMMTの面々は、思わず表情を曇らせる。ところが、江森は自らの命を顧みず、山で起きた土砂災害の現場へ。目の前の命を救おうと命がけで救命活動にあたる江森に背中を押された周子(檀れい)もまた、MMTの存在に否定的な行政に再び立ち向かっていく。
ここにきて、江森が周子の思いに応え、先陣をきって災害現場へ駆け付ける展開は、まさに周子が思い描いた山岳医療の理想であり、閉じかけた山岳医療の未来への扉を再び開ける突破口のようにも見えるが…。 最終回を前に、怒とうの展開を見せる第10話。歩(杉野)の二次遭難の一件で窮地に立たされたMMTは、このまま解散を余儀なくされるのか。それにより、典子(岡崎紗絵)は母・聖子(池津祥子)の思惑通りに麻酔科医としての未来を閉ざされてしまうのか。さらに、主が不在となった鮎川山荘の行く末は…。
いよいよ最終章へと突入する第10話について、近藤匡プロデューサーは「江森先生が、自身の思いを歩に語りかけるシーンがあります。そのシーンの江森先生が最後に発する言葉は、演じられる大森さんが監督にポロッと提案したひと言。キャスト・スタッフみんなが『あ、それすごくいい!』となって現場でセリフが変わりました。それは、歩やMMTに心を開いたからこそ見せる、今まで見せたことのないちょっとチャーミングな江森先生の言葉。ぜひ、番組後半、土砂崩れの最後の方のシーンで発せられる江森先生のちょっとかわいい発言も楽しみにしていただけたらと思います」と、あるセリフをアピール。 続けて、「第10話では、大規模な土砂災害が発生して、巻き込まれた登山者が行方不明に。しかし、いつものようにヘリコプターに乗って現場へ急行することがかないません。患者のことをまず第一に考え行動する歩、7年前に婚約者を亡くした山に特別な思いを抱く江森、自分の居場所と信念を母親に訴える典子、幼い頃から山とともに生きてきた玲(宮澤エマ)、そして山岳医療の新たな扉を開こうとする周子。さまざまな思いを抱える登場人物たちに共通するのは、もう山で命を失いたくないという強い思い。その思いが結集して大きなうねりを生み出します」とそれぞれの共通した思いが色濃く出る回であることを示唆。 「第1話からこのドラマのキャッチフレーズとして使ってきた『そこに行けば救える命がある』という言葉を体現するかのように登場人物たちが命を救おうと動きます。きっと、これまでの話よりも一段と大きなドライブ感と緊迫感を感じてもらえると思います」と、見どころを語った。