小倉智昭さん死去 大黒摩季が長文で感謝のメッセージ「出会えてなかったらとっくに歌っていなかったよ」
歌手の大黒摩季(54)が10日、自身のインスタグラムで、9日に死去したキャスターの小倉智昭(おぐら・ともあき)さんを追悼した。 【写真あり】10月に集まったばかり…古市憲寿氏や伊藤利尋アナらと笑顔を見せていた小倉さん 小倉さんは9日午後3時8分、膀胱(ぼうこう)がんのため都内の自宅で死去した。77歳。 時事問題はもちろん、スポーツや音楽、映画など文化にも造詣が深かった小倉さん。大黒も小倉さんと親交があり、小倉さんが22年間キャスターを務めたフジテレビ系「とくダネ!」の最終回には、ゲスト出演して「ら・ら・ら」を歌った。そんな小倉さんの訃報に接し、大黒は「小倉さん、心から心からお疲れ様でした」と、長文メッセージでつづった。投稿には、最終回のスタジオで撮ったとみられる、ともにマスク姿のツーショットを添えた。 訃報はこの日の同局系「めざまし8」で知ったという。「今日は珍しく朝起きて清々しい晴れだからベランダで薔薇たちとゆっくり揺れてようと、coffeeメーカーをセットして谷原章ちゃんの甘い声とアマタツ~~!!さんの元気な声を聞こうと『めざまし8』つけたら」とつづり、「あまりのショックに踞り哀しくて悲しくてやるせなくて苦しくて胸が張り裂けそうで・・・」とショックを打ち明けた。 周囲では悲しい知らせが相次いでいるといい、「またも私を無償で愛してくれる 期待して心から応援してくれる アーティストとしての挑戦を煽ってくれる 人とのコミニュケーションやメディアとの付き合い方をきちんと教えてくれる 窮地になると絶対的に助けてくれるメディアの父 愛しいひとが逝ってしまった そして私はこれから誰に甘えればいいの」と悲しんだ。 小倉さんからは病状の報告もあったという。「毎月のようにやり取りをして病状も聞いて調子がいい日はドラマ観たよ~インスタ見てると働き過ぎだぞ~新曲、本気出したでしょ、いいじゃない~ いつも気にしてくれて」。また「最後のコメントは『 癌の野郎があちこちで悪さして最近は痛みも強い そろそろ摩季ちゃんのパワーも必要になってきたから仕事やり抜いて リフォームしたミュージアム 秘密基地に年明けゆっくり遊びにおいでね 』」と、来年にも自宅に招待されていたことも明かした。 小倉さんの存在が歌手活動の支えになっていたといい、「小倉さんに出会えてなかったら本当に私はもうとっくに歌っていなかったよ 大黒摩季をいつだって本気で守ってくれた人 これからもお空から守ってね」と、天国へ旅立つ小倉さんに呼びかけていた。 「来世もどうか一番に会えますように 最上級のありがとう~Beloved, to the legend forever~」と、来世での再会を願って投稿を締めた。 小倉さんは2016年5月に膀胱がんを公表。同月に内視鏡手術でがんを切除したが、全摘はしなかった。病状は進み、18年夏、生放送直前に膀胱から大量出血。同年秋に全摘手術を受けた。その後、21年秋に肺転移が見つかり、23年には腎盂(じんう)がんと診断され、左の腎臓の全摘手術を受けた。入退院を繰り返しつつ仕事にも励んでいたが、11月には骨盤や腰椎、髄膜にも転移が見つかり、今月に入り体調が急変した。葬儀は家族葬で行い、後日「お別れの会」を予定している。