「点は取れる時に取る」は勝負の鉄則 連敗ソフトバンク初回の好機、4番山川穂高に求められた最低限の仕事【#好球筆打】
◆ソフトバンク1―5楽天(5日、みずほペイペイドーム) 【記者コラム/好球筆打】 よく三振を奪われたな、と思ったら、15三振も喫していた。これは14三振を喫した6月29日の日本ハム戦(エスコンフィールド北海道)を上回る今季チームワースト。さすがにそれで勝つには無理があるか。 ■どうやって打ったの!? 今宮〝曲芸打〟【写真】 これで4日の西武戦(みずほペイペイドーム)に続く敗戦だが、チームが連敗するのは交流戦最初の対戦となった5月29、30日の巨人戦(東京ドーム)以来、約1カ月ぶりというから驚きだ。 また、カード初戦を落としたのは同24日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来、11カードぶり。さらに本拠地での連敗は今季初だ。この日、守護神オスナが下半身のコンディション不良で登録抹消となったことは少々気がかりだが、負けることがそれだけクローズアップされるのも、今季の強さの表れだろう。 だからといって、やはり油断は禁物だ。この日の一戦でも、悔やまれる場面はあった。初回だ。3番栗原の犠打で1死二、三塁と好機を広げた直後。ここで4番山川が三振に倒れた。内野手は定位置に守備陣形を敷いていただけに、前に転がすだけでも先取点につながる可能性が高かった。 「初回、3回で1点でしょ。そこですよ」。小久保監督は1点を先制した後、追加点を奪えなかった3回の攻撃と併せて敗因に挙げていた。点は取れる時に取る。やはり勝負の鉄則のようだ。 (石田泰隆) 【#5日のOTTOホークス情報】
西日本新聞社