マセラティがオープンスポーツのEV、グラントゥーリズモ・フォルゴレを発表 2028年までに完全に電動化を目指す
電動化イベント「フォルゴレ・デー」でワールドプレミア
2024年で110周年を迎えるマセラティも電動化の流れとは無縁ではなく、全ラインアップを2028年までに完全に電動化するとアナウンスしている。手始めとして、2023年にはブランド初の電気自動車=バッテリーEV(BEV)の「グラントゥーリズモ・フォルゴレ」を発表。さらに、SUVの「グレカーレ・フォルゴレ」もすでに披露済みだ。 【写真85枚】マセラティの新しいオープンスポーツ、「グランカブリオ」に設定されたEVモデルの「グランカブリオ・フォルゴレ」の詳細画像をチェック ◆2025年にはMC20もEV化 今回イタリアで行われた電動化のイベント「フォルゴレ・デー」で、グラントゥーリズモのコンバーチブルをベースにしたBEV、「グレカーレ・フォルゴレ」をワールドプレミアした。さらに、2025年にミドシップのスーパースポーツカー「MC20」にもフォルゴレ・モデルを発表することをアナウンスした。 ◆マセラティならではの技術を反映 「グレカーレ・フォルゴレ」は、コンバーチブルらしいデザインをはじめ、マセラティならではのテクノロジーやエンジニアリングを反映させた電動モデルである。フル電動推進システムがシャシーに統合され、高電圧バッテリーをボディのフロア下に設置しながらも、クラス最高レベルの室内空間を確保するという。 今回の展示では、動力系が組み込まれたローリングシャシーやフロントとリアアクスル、バッテリーパックなどの展示のほか、フォルゴレの充電用ウォールボックス、エレガントなデザインの家庭用電源なども公開されている。 なお、イベントで披露されたのは、マセラティのカスタマイズ・プログラム、「マセラティ・フォーリセリエ・カスタマイズ・プログラム」が施されたモデルで、独自のカラーである「リキッドローズゴールド」、「チタングレーソフトトップ」、コントラスト・ステッチが施されたデニムと「ギャッチョ」(アイスカラー)のインテリアが用意されていた。 なお、新型グランカブリオ・ファルゴレをはじめ、日本での「フォルゴレ」モデルの発売時期に関しては現段階では未定となっている。 文=塚田勝弘 (ENGINE WEBオリジナル)
ENGINE編集部
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