第93回選抜高校野球 神戸国際大付、気持ち新た 出場決定一夜明け、練習に汗 /兵庫
<センバツ2021> 第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の出場決定から一夜明けた30日、神戸国際大付の選手らは練習に励み、約1カ月後に控えた甲子園での戦いに向け、気持ちを新たにした。 青木尚龍監督(56)は「学校生活、私生活の両面で気を引き締めて行動しよう」と呼びかけた。選手たちは喜びにわいた前日から表情を変え、真剣に練習に取り組んでいた。 ウォーミングアップと打撃練習の後は、30人ずつに分かれてグラウンド近くの室内施設に移動。それぞれ、ベンチプレスで80から100キロを上げるウエートトレーニングで汗を流した。西川侑志主将は「毎日、重量を記録してパワーアップを心がけている。残り1カ月、全国の舞台で通用する体に鍛えあげたい」。チームで最も重い105キロを上げる小西彪太(あらた)選手は「上半身をもっと鍛えて、公式戦で活躍したい」と話していた。 内尾徹校長と青木監督は30日、毎日新聞神戸支局を訪れ、春の甲子園への抱負を語った。内尾校長は、新型コロナウイルスが猛威をふるう中でのセンバツ開催に「関係者の方々に感謝したい」と話した。また、「在校生も甲子園で応援するのは初めてなので、全校をあげて野球部に声援を送りたい」と語った。【中田敦子】 ◇走り出す東播磨「良い雰囲気」 「21世紀枠」で初出場を決めた東播磨は、吉報から一夜明けた30日、グラウンドで練習し、「応援してくれる人のために頑張ろう」と、3月19日の開幕に向けて走り出した。 ナインは正午すぎにグラウンドに集まった。攻守に分かれる実践練習を中心に汗を流した。他部とグラウンドを共有するために、平日はできないグラウンド全体を使った打撃練習にも励んだ。 福村順一監督は選手の様子を「浮かれた様子はなく、気合が入っている」と話した。原正宗主将は「みんなの声が出ていて良い雰囲気。勝つためにしっかり準備したい」と気を引き締めた。【後藤奈緒】 〔神戸版〕