大草直子「何を着てもしっくりこない」納得の対処法 年を重ねるとともに変化する自分を楽しむには
「シャツはタイトなものではなく、アームホールがゆったりした、自分とシャツの間に空気が含まれている感じのものを選ぶと、より抜け感が出ます。ゆとりがあるので下にタートルネックを重ねることもできます。 また、今年のパンツはタックの入ったものが多く、ボリューム感が出るのでヒップの厚みや太ももの張りを逃してくれます。柔らかい素材の、ゆったりしたものを選ぶと、締め付けないのにスッキリと見えます。丈は長めがトレンドですが、働いている方は床ギリギリくらいのフラットで履いてもいいと思います」
■体型が気になる人の、ジャケットの選び方 シャツやジャケットを選ぶ際のポイントについて大草さんは、素材や肩のラインを挙げる。 「例えばシャツは、オックスフォードのような少し目が荒く柔らかい素材よりも、細いコットンで高密度に編まれた張りのある生地のほうがシャープな印象になります。一方、ジャケットは少しとろみのあるものがおすすめ。柔らかくストンと落ちる感じの素材を選ぶと、丸みを帯びた体型に寄り添ってくれながら、キチンとしたシルエットを作ってくれます」
一方、ジャケットを買うときのサイズ感も気になるところ。通常は、自分の肩の位置とジャケットの肩山が合うものを選ぶのが基本だが、「二の腕がきついと嫌だな」とオーバーサイズを選んでしまう人もいるのではないか。 「肩の位置が少し落ちているドロップショルダーを選ぶと、腕周りなどの可動域に余裕があるのでリラックスして着られます。それでいてシルエットはズドンとせずきれいに成り立ちます。安易なサイズアップは余計に大きく見えてしまうのでNG。それよりも肩のラインを意識しましょう。
ただ、サイズ選びを失敗しないためには、自分のサイズを一度しっかり測っておくことをおすすめします。面倒でも一度やっておくと、ネットでの買い物がすごく楽になるんです。バスト、肩幅、ウエスト、ヒップくらいはサッと測ってデータとして把握しておけるといいですね」 ■脱マンネリ! プラスするべき小物、アクセ 秋冬は、黒やネイビーなどの無難なカラーを選びがちだが、「明るさがほしいのならグレーがおすすめ」と大草さんはいう。