釈由美子 結婚しなかった理由「仕事への欲求が勝っていった」
■ブログでの発信は同世代へのメッセージ その覚悟は、自身のブログ『本日も余裕しゃくしゃく』にも表れている。ブログ上で釈は、日常の一コマから自身の思い、時には不可解なゴシップに対する考えを、自分の言葉で書き綴っている。そこには、家庭や職場で戦う同世代の女性たちに対するエールの意味もあるのだとか。 「華やかな世界にいると“リア充”と思われるけれど、表舞台に立っているが故の犠牲も背負っている。業種は違っていても、生き様として同世代で頑張っている女性に対してはメッセージになるのかなとも考える。女優だからイメージも大切だけれど、生き様や心情は伝えたい。私のブログとかを通して、何らかの勇気を与えられたら嬉しい」と、ファンやブログの読者に対する誠意をにじませる。 ■女優だけに固執はしていない 女優としての覚悟や自我を確立していく一方で、「芸能界に骨を埋めよう」との考えはないという。「その日その瞬間を全力で走った結果、積み重なっていく感じがいい。今後もし、パートナーが出来て結婚して家庭を持つとなったら、その時はしばらくの間はそっちの方にエネルギーを注ぎたい。だから『将来はこうありたい』という像はガチガチに作りたくないですね。『目の前の事を一生懸命やる』というスタンスで、これからも進んでいければ」と、女性としても女優としても柔軟さを忘れずに、これからを生きていくつもりだ。 (取材・文/石井隼人) ■釈由美子(しゃく・ゆみこ) 1978年6月12日、東京都出身。9月1日スタートのフジテレビ系昼帯ドラマ『ほっとけない魔女たち』(月曜~金曜午後1:30東海テレビ制作)に、4姉妹の一人として出演。共演は浅野ゆう子、V6の三宅健、室井滋、松本明子ら。ドラマは4姉妹による痛快人情エンターテインメントで、釈は「通常のドラマ以上に撮影も凝縮されている分、勉強になる。セリフを頭に入れるのも大変だし、昼ドラならではの目まぐるしい現場だけれど、浅野ゆう子さんら共演者の方々の芝居をじっくりと間近で見られるのが魅力」と体当たりで撮影に挑んでいる。公式サイト