二転三転する物語にラストカットまで目が離せない、内田英治監督によるオリジナルの新感覚サスペンス・スリラー「マッチング」
土屋太鳳×佐久間大介×金子ノブアキ×内田英治
主人公・輪花役には、NHK連続テレビ小説『まれ』で主演を務めるなど、様々な映画・ドラマで活躍する土屋太鳳。輪花は、母親が幼い頃に失踪し、父・芳樹(杉本哲太)と二人で、実家で暮らしている。輪花は吐夢とアプリで出会ってから日常が一変し、次々と不幸が身に降りかかり、家族の秘密まで知らされることになる。様々な情緒の激しいリアクションを求められ、暗く厳しい表情も多い役だけに、土屋は精神的にかなり身を削られたそうだが、現場自体の明るさや雰囲気の良さに助けられ、演じ切ったそう。笑顔の少ない役だが、土屋の芯の強さや美しさが際立つ役ともなっている。 輪花とアプリでマッチングする“狂気のストーカー”吐夢役には、本作が初の実写映画単独出演となる Snow Manの佐久間大介。演技経験は多くないが、特徴的な高い声や笑顔を封印し、バラエティ番組などで見せるアイドルの顔とは全く異なる新たな顔を見せている。ストーカー役というだけでも意外性があるが、謎の多い人物を新鮮に演じており、独特の雰囲気を纏ったその佇まいは、出てくるだけで目を引く魅力があり、静かな狂気も感じさせる。佐久間自身のコメントによると「世界一、静かな佐久間が見られる」のも見どころのようだ。 輪花を助けるマッチングアプリ運営会社のプログラマーの影山役は、ミュージシャンとしても活躍している金子ノブアキ。俳優としてはNetflixドラマ『今際の国のアリス』でも土屋と共演している。金子は、オシャレな大人の雰囲気もありながら、素朴さや誠実さを感じさせ、さらには秘めたものもある複雑な役を好演。初共演の佐久間とは、かなり意気投合したようだ。 さらには、斉藤由貴、杉本哲太、真飛聖、後藤剛範、片岡礼子ら実力派キャスト陣に、片山萌美、永瀬莉子、円井わん、前原滉といった注目の若手キャスト陣や、イケメン落語家の瀧川鯉斗など、多彩なキャストが脇を固めている。 原作・脚本・監督を務めるのは、映画『ミッドナイトスワン』(20)で、第 44 回日本アカデミー賞最優秀作品賞や第 23 回ウディネ・ファーイースト映画祭コンペティション部門でゴールデン・マルベリー賞を受賞するなど、国内外の映画祭で受賞が相次ぎ評価を高めている内田英治。本作は内田のオリジナル脚本だが、劇場公開直前に原作として内田自身が書き下ろした小説版も刊行されており、こちらも10万部を突破するベストセラーとなっている。