ホッケー日本代表に U-15でオーストラリアへ 「自覚持ってさらに努力」/兵庫・丹波篠山市
兵庫県丹波篠山市を拠点にするホッケーチーム「HC HYOGO HEARTS(ひょうごハーツ)」のミッドフィルダーで、丹波篠山市立丹南中学校3年の杉田元さんがU―15の日本代表(18人)に選ばれ、18―26日のオーストラリア遠征に参加する。杉田さんは「小学3年生の頃からの目標がかなった。これからが大事。日本代表の自覚を持ってさらに努力したい」と話している。 9月、宮城県で行われた3日間の選考会に全国から中学3年生約100人が参加。シャトルランや30メートル走などの体力テストや試合形式による選考が行われ、近畿は2人、ミッドフィルダーは5人が選ばれた。 杉田さんはひょうごハーツの主将としてチームを牽引。状況に応じた的確なパスやシュート、ボール奪取などで近畿総体優勝、全日本選手権3位入賞に導いた。個人では、近畿で14人の優秀選手に、全日本で22人の優秀選手に選ばれた。 遠征では、西オーストラリアホッケー協会が主催するオーストラリア、マレーシアの計10チームが参加するカップ戦に出場する。杉田さんは「海外に行くのは初めてでワクワクする。海外選手とは初めての対戦。チャレンジ精神で臨み、得点したい」と意気込んでいる。 小学1年生の時に近所の友人に誘われ、ひょうごハーツに入部。「試合展開が速く、スピード感あふれるところ」がホッケーの魅力だという。「あこがれの選手はいない。あこがれてしまうと、そこで終わってしまう。2030年のワールドカップで世界一を取るのが目標」と語る。