ドウデュース＝栗東トレセン（撮影・岩川晋也）

《栗東》ドウデュース（友道、牡5）は武豊騎手を背にCWコースで3頭併せ。前半はジュンライデン（2歳1勝）、アドマイヤビルゴ（OP）を8馬身ほど追いかけ、徐々に差を詰めると直線は鋭く反応。一杯に追われて僚馬を一気にかわし、4馬身先着した。タイムは6ハロン79秒9─11秒0だった。鞍上は「いつもいいけど、変わらずいいですね。（8馬身追走は）この馬の場合、それぐらい後ろからいかないとね。馬場も重かったんだけど、やっぱり普通じゃないね」と好感触を伝えた。 ドバイシーマクラシック3着以来となる昨年の3冠牝馬リバティアイランド（中内田、牝4）は川田騎手が手綱を取り、CWコース。ロードプレジール（3勝）に3馬身先着し、ラスト1ハロン10秒8（6ハロン80秒2）と伸びた。福永助手は「ジョッキーに乗ってもらって、感触を確かめてもらいました。故障明けという感じではなく、しっかりと順調に調整は行えています」と話した。 宝塚記念10着ジャスティンパレス（杉山晴、牡5）は坂路で4ハロン53秒7─12秒0をマークし、アグリ（OP）と併入した。杉山晴調教師は「反応を見る感じでやりました。放牧先でもしっかりと乗ってくれていたので、体もすっきりしていて、最初から調教の動きに素軽さがありました」と力を込める。 宝塚記念3着ベラジオオペラ（上村、牡4）は、CWコースで6ハロン79秒7─11秒1の好タイムを一杯に追われてマーク。アームズレイン（OP）に2馬身半先着した。手綱を取った上村調教師は「時計は出ているし、状態は悪いわけではないのですが、暑い時期に戻ってきたぶん、調整が難しくて、もう少しガツンときてほしい。きょうやったことで上向いてくれば」と話した。 産経賞オールカマー6着ステラヴェローチェ（須貝、牡6）はCWコースで佐々木騎手が手綱を取り、単走で一杯に追われて6ハロン80秒0─11秒1を計時。須貝調教師は「序盤は折り合って抑えが利いていたし、それがしまいの伸びにつながりました。全体時計も申し分ないですね」と評価した。 小倉記念で重賞初制覇を果たしたリフレーミング（鮫島、牡6）は、坂路で4ハロン49秒7─12秒2と自己ベストかつこの日の一番時計タイをマーク。鮫島調教師は「（時計は）内ラチを通ったぶん。とはいえ、あの時計だからね。じっくりやってきたので、いい感じに仕上がっています」とうなずく。

毎日王冠8着マテンロウスカイ（松永幹、騸5）は坂路を単走で4ハロン55秒2─12秒6。松永幹調教師は「全体時計はゆっくりでも、最後は伸ばしたので順調です。使って良くなるタイプですからね」と上昇ムードをアピールした。