“誰も食べない”不穏なランチ―ミア・ワシコウスカ主演最新作『クラブゼロ』ヤバさと狂気が漂う本編映像&場面写真14点解禁
ミア・ワシコウスカ主演映画『クラブゼロ』より、名門校の生徒たちが互いを監視する“誰も食べない”不穏なランチシーンを収めた本編映像、さらに場面写真14点が解禁された。 【動画】“誰も食べない”不穏なランチ―『クラブゼロ』本編映像 本作は、ミヒャエル・ハネケに師事し、物議を醸すテーマ設定と鮮烈なビジュアルで強いインパクトを放つ作品を次々と発表している気鋭監督ジェシカ・ハウスナーが、ミア・ワシコウスカ(『アリス・イン・ワンダーランド』)を主演に迎えたイニシエーション・スリラー。第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されている。 名門校に赴任してきた栄養学の教師、ノヴァク。彼女は“意識的な食事/conscious eating”という、「少食は健康的であり、社会の束縛から自分を解放することができる」という食事法を生徒たちに教える。無垢な生徒たちはその教えにのめり込んでいき、事態は次第にエスカレート。両親たちが異変に気づきはじめた頃には時すでに遅く、遂に生徒たちはノヴァクとともに【クラブゼロ】と呼ばれる謎のクラブに参加することになる。生徒たちが最後に選択する、究極の健康法とは? そしてノヴァクの目的とは? ノヴァクを演じるのは『アリス・イン・ワンダーランド』をはじめ、『クリムゾン・ピーク』、『イノセント・ガーデン』のミア・ワシコウスカ。ハウスナー監督から直々のオファーを受け、独自の“健康法”を説き、生徒たちを言葉巧みに魅了する謎めいた教師を好演。 この度解禁されたのは、新任の教師ノヴァク(ミア)のもとで“最新の健康法”を学ぶ生徒たちが、「意識的な食事」を実践するランチタイムを収めた本編シーン。ただひたすらプレートに乗せられた食事を細かく刻み続ける生徒たちの姿が映し出されていく。生徒たちは刻んだ食事を口元まで運び、周囲の顔色を伺いながら再びプレートに戻していく。食べるのか食べないのか、まるで互いを探り合い監視するような様子で、束の間の休息であるはずのランチタイムに張り詰めた緊張感が漂っている。 栄養学を熱心に学ぶ彼らに対し、校長は気遣う素振りを見せながらも、その“異変”には気づかない。そして映像の最後には、不気味に微笑む生徒たちの姿も。その笑顔が意味するものとは一体?底知れないヤバさと狂気に満ちた本作の世界観が伝わる本編シーンとなっている。 併せて、場面写真14点も解禁。栄養学の授業を行うノヴァクを筆頭に、皆で輪になり手を繋ぎながら心を整える様子や、生徒の1人であるフレッドとノヴァクが二人きりで瞑想を行う姿も収められ、ノヴァクが教える“最新の健康法”にのめり込んでいく生徒たちの様子が見て取れる。さらに、極端に食事をコントロールしようとする我が子を心配する両親の様子や、痩せこけて正気を失っているかのような表情で一点を見つめる生徒・エルサの姿も。観る者を惹きこむ色鮮やかでポップな世界観が、謎めいた彼らの存在とのギャップを際立たせている。 映画『クラブゼロ』は、12月6日より全国公開。