日本初登場!最高峰のロゼワイン、その魅力の秘密とは?
“軽やかなロゼ”のイメージを一新するエレガントで開く深い味わいのロゼ“ガリュス”が誕生。このうえなくリュクスで、飲む人を感動させる魅力の秘密をテクニカルディレクターが語ってくれた 【写真】“ガリュス”のシャトー
「シャトー デスクラン ガリュス コート ド プロヴァンス 2022」。フランス・プロヴァンス地方。グルナッシュとロール(ヴェルメンティノ)をブレンド。グルナッシュは単一畑の樹齢100年近いヴィエイユ・ヴィーニュ(古木)から収穫。オーク樽で11か月間発酵、熟成。赤い果実やフルーツキャンディ、ハーブ、スパイスの複雑な香り。750ml ¥20,460
その美しい色合いを見るだけで心躍るのがロゼの魔法。軽やかでスタイリッシュな味わいは、夏のテラスや海辺のリゾート地によく似合う。だが、それだけでなく、ガストロノミックな料理にもきちんと寄り添ってくれる”スーパープレミアムなロゼが、この4月、日本に上陸した。それが南仏・プロヴァンスの「シャトー デスクラン ガリュス コート ド プロヴァンス 2022」だ。 造り手は「ウィスパリングエンジェル」などハイエンドなロゼで知られる「シャトー デスクラン」。軽やかさとフレッシュさはそのままに、豊かな果実味を感じさせるふくよかなボディと美しい酸味、そしてしなやかなミネラルが調和している。口に含むと、赤い果実の香りが広がり、バラの花びらのようなテクスチャーを感じる。チェリーやフルーツキャンディ、ハーブのような甘やかで涼やかな香りが次々と顔を出し、まるで南仏に誘ってくれるかのよう。
テクニカル・ディレクターのベルトラン・レオン氏はこう語る。 「この“ガリュス”を誕生させることは、私たちにとって素晴らしい冒険でした。『シャトー デスクラン』のDNAである味わい深さを大切にした、アロマティックでガストロノミックなロゼを造りたかった。そして、年ごとの気候の違いを表現するヴィンテージの魅力もボトルに詰めたいと思いました。2022年は収穫の前に熱波が訪れましたが、総じて果実味と酸味のバランスが取れたブドウが収穫できた年。結果、より深いアロマを感じるロゼに仕上がりました」 このロゼがほかのロゼと違うのは、熟成の可能性を持っていることだろう。通常、ロゼはできあがったらすぐにリリース、消費されることが多いが“ガリュス”はひと味違う。軽やかながらもタンニンの存在感がしっかりと感じられ、5年後、あるいは10年後まで美しい熟成を見せる可能性を持っている。どのような変容を見せるのか、ワイン好き、ロゼ好きにとって興味深い1本だ。また、複雑で奥深い味わいはガストロノミックな料理によく合う。実際、”ガリュス”がオンリストされているのはファインダイニングが主流だという。脂を感じさせる肉料理にもよく合い、芳醇な白やシャンパーニュを思わせる力強さを持っている。 ちなみに、“ガリュス”の名は、リューディー(ワイン産地における区画の名称)にある土地の名のこと。ここは鉄分とミネラルが多い石灰質土壌で、ふくよかなボディを表現できるブドウが育つという。 「ヴィンテージの個性とともに、テロワールも感じてもらえるワインが造りたかったのです」とベルトラン氏。 今までのロゼのイメージを覆す、極めてラグジュアリーな「シャトー デスクラン ガリュス コート ド プロヴァンス 2022」だが、最大の魅力は優雅さと優しさに満ちていることだろう。グラン・ヴァンでありながらどこか親しみやすく、グラスを手にする人を確実に幸せにしてくれる。エレガントで包容力のあるロゼは、華やかなリゾートや自宅でゆったり過ごす休日、そしてファインダイニングと、さまざまなシーンに寄り添ってくれるはずだ。 問い合わせ MHD モエ ヘネシー ディアジオ BY KIMIKO ANZAI