『光る君へ』ロスはまだまだ続く…柄本佑 “藤原道長”熱演の余韻で《いずれは大河の主役》の声も
各局の秋の連ドラが最終回を迎えた。が、それぞれのドラマのファンたちはネット上でまだ熱く感想を書き込み続けている。例えば、柳楽優弥(34)主演の『ライオンの隠れ家』(TBS系)には《数年後に幸せそうな顔で小森家に集う様子をぜひスペシャルドラマで見せてほしい》なんてリクエストも目立つ。 横浜流星NHK大河主演で囁かれる“サブタイトルの呪い” 歴代ワースト「いだてん」の悪夢再び? 「さらに熱烈なのは藤原竜也さん主演の『全領域異常解決室』(フジテレビ系)。日本の神々が特殊能力を駆使して戦うというマニアックな内容に多くのファンがついた。ひょっとして秋ドラマの中で“シーズン2”を一番熱く望まれているのはこの作品かも」(テレビ誌ライター) 18日放送の『ゼンケツ』の最終回では、いきなり溝端淳平(35)演じる京都本部室長・日野克己が登場。コテコテの京都弁で手から火を出す新キャラに視聴者は《こんないいキャラ、最終話だけなんてもったいない!》と大興奮。さらには《京都の局長に天海祐希さんをキャスティングしてください》《出雲は小栗旬さん、伊勢は山田孝之さんで続編お願いします》などなど、シーズン2の“妄想キャスト”の書き込みも止まらない。《長くたっぷりと見たいから》という理由で、映画化よりも圧倒的に連ドラでの続編が望まれているという点からも愛され度が伝わってくる。 「今年一番ネットの書き込みが盛り上がったドラマは『ゼンケツ』かもしれませんね。私もシーズン2を切望します。それからNHK大河『光る君へ』も、ファンの思いがとにかく熱い。最終回の後も考察や感想が止まっていません。ドラマは終わったとて、それでもまだファン同士で語り合いたくなる……『ゼンケツ』『光る君へ』共に余韻ある素晴らしい作品でした」と話すのはドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏だ。 『光る君へ』の最終回についての解釈もネット上では盛んだ。最終回のラストで再び旅に出た主人公のまひろ(吉高由里子)。だが、これが《まひろはその直前、鳥かごが朽ち果てた瞬間に息絶えていて、旅は実は死後の道なんだと思う》なんて推測が多くある。 「見る人それぞれの解釈があっていいんですよね。主演は吉高さんではありましたが、藤原道長を演じた柄本佑さん(写真)の演技が圧巻で、実質ダブル主演といってもいいかな、と。手と指とほぼ目の動きだけで見せた、柄本さんの最終回の演技は凄まじかった。生命の灯が消える間際の人の表情、まひろを求める指の切なさ。胸が詰まりました」(前出の山下氏) 今作での柄本の熱演に、「《いつかは柄本佑主演で大河ドラマを》と願っているファンも少なくないようですね」と、ある芸能プロダクション幹部はこう話す。 「佑さんは現在38歳。彼の演技力から考えても、また、父である柄本明さんが年齢を重ねて唯一無二の存在感を発揮するようになったことを考えても、数年後、数十年後の佑さんがますます脂が乗って輝くであろうことは想像に難くない。《いずれは大河の主役に》という声には同感ですね。できれば超メジャーどころの武将ではない方が、佑さんの味が出そうな気もしますけど」 2025年の『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』主演の横浜流星は28歳、2026年の『豊臣兄弟!』主演の仲野太賀は31歳。比較的若手の主演が続くが、23年『どうする家康』の嵐・松本潤(41)は当時39歳だった。00年『葵 徳川三代』の故・津川雅彦さん(享年78=18年死去)は当時還暦なんて例もある。演技派のうえに「制作サイドが求めている女性人気も高い柄本さんなら40代での大河主演も夢ではない」(前出の芸能プロ幹部)ようだ。 ◇ ◇ ◇ 2026年の大河「豊臣兄弟!」主演の仲野太賀は大河の前に結婚するのか? 関連記事【もっと読む】仲野太賀&木竜麻生 2026年大河「豊臣兄弟!」前に電撃婚も…中野英雄もお墨付きの順調交際…では、その可能性ついて考察している。