60歳目前・一田憲子さん「体が機嫌よく動く」ための習慣。毎日散歩、朝食に果物を
暮らしにまつわる様々な取材を行ってきた編集者でライターの一田憲子さんが、暮らしのアップデート方法を紹介。一問一答形式で答えてももらいました。もううすぐ60歳になる一田さんの、40代50代で新しい暮らしを手に入れるためのヒントが満載です。 【写真】梅干しはビンで漬けて楽しむ
Q:40代、50代でやっておくべきことは?
→A:40代は初めてのことにチャレンジ、50代で幅を狭める 年を重ねると、無理が効かなくなってくるんですよね。だからまだ体力がある40代のうちに、勇気を出して初めてのことに挑戦するのがおすすめ。手当たり次第にやってみて、50代になったら「このなかで私に合うものはどれだろう?」と絞って深掘りする。50代は、自分に向いていないものは手放していい時期ではないでしょうか。
Q:暮らしを変えようとものを減らしたら、うるおいがなくなりました
→A:これからの「ものの選び方」はアップデートされているはず! 「暮らしを彩るもの」を吟味してひとつ加えてみるといいと思います。「自分にとっては、減らすだけがよいアップデートじゃないんだ」とわかったからこそ、ものの選び方がみがかれているはず。器ひとつでも、ものを1つ買うのは「暮らしに風穴をあける」行為。新たにものが加わったときは、きっとワクワクした気分になりますよ。
Q:暮らしをアップデートしたいけど、お金をかけられません
→A:ときには予算を度外視すると、経験の吸収率が上がる お金がかからないからといって、それに夢中になれるか…というと別問題ですよね。もし、「すごくやりたいけれど、お金がかかるから…」と迷っているなら、思いきってやった方がいい。身の丈以上のことをやると、大枚をはたいた分、必死に学ぼうとするもの。そこで吸収したことは、その後も生かせる財産になると思います。
Q:50代、暮らしを変えたくても体も気持ちもついていきません
→A:いっそ「自分のトリセツ」探しを楽しんで 50代は自分の体に意識が向く年代ですよね。以前より体力や気力が落ちて、頭でがんばろうと思っても動けない。だからこそ、「どうしたら自分の体がご機嫌よく動くか」を考えて、そのための習慣をつくってみる。毎日散歩する、朝食に果物をとる…。そういう工夫で、自分の体が変わっていくのを体感するのはとても楽しいですよ。
ESSE編集部