日本VS韓国!? アジア人の移籍金ランキング1位。ダントツの80億円も…。評価を落とした韓国の鉄人
近年、サッカー界でアジア人選手の存在感が増している。かつては欧州や南米の選手が移籍市場の中心的存在でアジア人選手の評価は低かったが、もはやその構図は崩れつつあると言える。今回は、情報サイト『transfermarkt』が算出したアジア人サッカー選手の歴代移籍金ランキングを紹介する。※金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは8月11日時点
1位:キム・ミンジェ(韓国代表) 生年月日:1996年11月15日 移籍先:ナポリ(イタリア)→バイエルン・ミュンヘン(ドイツ) 移籍金:5000万ユーロ(約80億円) 23/24リーグ戦成績:25試合1得点2アシスト アジア人サッカー選手の歴代移籍金ランキングで栄えある1位に輝いたのは、現在バイエルン・ミュンヘンに所属するキム・ミンジェだ。 2022/23シーズンに33年ぶりとなるセリエA優勝を果たしたナポリにおいて、キム・ミンジェは絶大な存在感を放っていた。最終ラインで相手の攻撃を跳ね返し続ける様子は、まさに鉄壁そのもの。2022年9月にはアジア人初のセリエA月間最優秀選手賞を受賞し、スクデット獲得に大きく貢献した。 2023年7月には、バイエルン・ミュンヘンに完全移籍で加入。ドイツの名門クラブが用意した移籍金は5000万ユーロ(約80億円)で、これはアジア人選手歴代最高額だった。 だが、今シーズンはキム・ミンジェにとって勝負の一年となるだろう。大きな期待を背負ったなかで始まった2023/24シーズンは、リーグ戦で25試合出場(1得点2アシスト)と思っていたほど出場機会を伸ばせず。UEFAチャンピオンズリーグ準決勝のレアル・マドリード戦では失点に関与して批判を浴びるなど、高額な移籍金に見合うプレーができなかった。さらに、今夏の移籍市場ではチームに伊藤洋輝が加入。ポジション争いのライバルが出現し、正念場を迎えている。 とはいえ、ナポリであれほどの輝きを放っていたキム・ミンジェをバイエルン・ミュンヘンがわずか1年で見切るとは考えにくい。今シーズンこそはタイトルを獲得し、昨シーズンに味わったブンデスリーガ3位フィニッシュという屈辱を晴らしたいところだ。
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