猫が「安心できる場所」の特徴は? 愛猫のために環境を整えてあげよう
愛猫が快適に暮らすためには、安心できる環境を整えてあげることが大切です。そこで今回は、猫が安心できる場所の特徴などについて、愛玩動物看護師の小野寺温先生に詳しく解説していただきました。 【写真】椅子の上で熟睡するスコティッシュフォールド 幸せそうな寝顔♪
猫が安心できるのはこんな場所
野生時代、猫の安全地帯だったような環境を家の中に整えることで、猫は本能的に安心できるようです。 《周りを見渡せる高い場所》 猫が高い場所を好むのは、野生時代に高い場所にある木の洞などで休息をとっていた名残といわれています。周囲を見渡すことができ、身の安全を確保できる高い場所は、猫にとって安心で快適な場所のひとつです。 《暗くて狭い場所》 野生時代の猫は、岩穴などに身を隠すことで敵から身を守っていました。その環境を現代の猫も忘れていないので、周りを囲まれた暗くて狭い場所は、今でも猫にとって格好の安全地帯なのです。 《飼い主さんのそばも安心できる場所》 野生時代の猫が安全と感じていた場所はもちろんですが、現代の猫にとって、大好きな飼い主さんのそばも大切な安全地帯のひとつ。 毎日のお世話やスキンシップなどの「いいこと」をたくさんしてくれる飼い主さんは、愛猫にとって安心できる存在です。そばにぴたっとくっついたり、ひざの上にのったりするなど、飼い主さんのぬくもりを感じられるスポットは、愛猫にとって安心・安全な場所として記憶されるでしょう。
猫にとって「安心できる場所」はとても重要
危険から身を守るために気を張っていることが多かった猫にとって、「安心・安全」と感じられる場所や存在はとても貴重で魅力的です。そんな場所や人は猫のお気に入りとなり、リラックスして眠る姿や、ときには“ふみふみ”などの安心しているときならではのしぐさを見せてくれるでしょう。 愛猫が快適に暮らせるよう、安心して過ごせる場所を整えてあげたいですね。 お話を伺った先生/小野寺温先生(帝京科学大学講師 愛玩動物看護師) 参考/「ねこのきもち」2024年11月号『生きていくために、必要でした。猫が忘れないこと してあげたいお世話のことも』 文/寺井さとこ ※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。 ※記事と写真に関連性がない場合もあります。
ねこのきもちWeb編集室