東京世界陸上へ日本陸連強化委員会を発表 強化委員長は山崎一彦氏が継続 シニアディレクターを4人が務める
日本陸連は12月10日に理事会を開き、来年の東京世界選手権および4年後のロス五輪を目指すにあたっての新たな強化委員会を発表した。 日本陸連が強化競技者規定を改定 北口榛花が該当のプラチナアスリートに強化費2000万円 強化委員長は替わらずに山崎一彦氏(順大)が継続して務める。シニアディレクターは4人体制。土江寛裕氏(東洋大)、高岡寿成氏(Kao)、田内健二氏(中京大)、杉井將彦氏(浜松市立高)が務める。高岡氏と杉井氏は継続、土江氏と田内氏は新任となる。 ディレクターとして、前村公彦氏(短距離)、大橋祐二氏(ハードル)、疋田晃久氏(投てき)、志賀充氏(混成)、高岡寿成氏(兼任/中長距離、マラソン)、谷井孝行氏(競歩)、森長正樹氏(跳躍)が名を連ね、その下に「T&F種目」「中長距離・マラソン」「競歩」に分かれて各オリンピック強化コーチが担う。 これまで世界大会で結果を残してきた競歩の今村文男氏について、山崎強化委員長は「これまで長くにわたり担当していただき、多くのメダルを獲得に貢献していただいた。世代交代をして、若い人たちでメダル獲得に向けてやっていただきたい」と称えつつ、谷井氏へ期待を寄せた。 このほか、U23対策担当として法大の苅部俊二氏に託し、学生世代の強化を図る。また、強化育成部の杉井氏と、ダイヤモンドアスリートプログラムのプロジェクトマネージャーを務める室伏由佳氏が若手の強化育成に注力する。 山崎強化委員長は「2年ごと更新していく。毎日が戦場。成果がでなければ交代しないといけないと思いながら取り組んでいきたい」と決意を述べた。 大きな特徴として、「男子、女子というのはなくやっていく」と山崎強化委員長。短距離スタッフとして入る信岡沙希重氏(福岡大)、は男女含めた短距離担当だという。山崎強化委員長は「世界を目指すのは男女同じで、挑戦するためには同じ方向を向くのが大事」と語った。
月陸編集部