サウジアラビア、キディヤのゲーミング&eスポーツ地区を再現【TGS2024】
サウジアラビアのリヤドのほど近くに展開する、エンターテイメントやスポーツ、カルチャーをテーマにした街である「キディヤ・シティ」。そのゲーム部門を担当するQiddiya Gamingが東京ゲームショウに初上陸した。 【関連画像】キディヤ・シティのゲーミング・eスポーツ地区のサイバーパンクゾーンのイメージ映像が流れる Qiddiya Gamingブースは、キディヤ・シティのゲーミング&eスポーツ地区のサイバーパンクゾーンをイメージ。ゲーム&eスポーツ一色に染まった街の一端を体験できる。 キディヤ・シティはサウジ・ビジョン2030の一環として始まり、国家プロジェクトとして展開。キディヤ・シティは大阪市の1.6倍、シンガポールの約1/2という広大な土地で展開している。25のエリアに分かれており、その一つで日本の漫画・アニメ作品である「ドラゴンボール」をテーマにしたテーマパークが建設されることでご存じの方もいるのではないだろうか。また、Qiddiya Gamingは8月にサウジアラビアで行われたeスポーツワールドカップの運営にも携わっており、まさにeスポーツのビッグイベントの中心ともいえる存在だ。 ただ、日本ではそれほど知名度は高くなく、Qiddiya Gamingがどんな企業なのかを知らない人も多い。今回の東京ゲームショウ2024(TGS2024)への出展はそんな状況を打破すべく、多くの日本人や海外から訪れる人たちにQiddiya Gamingを知ってもらうためだという。 ブースのイメージは先述した通り、ゲーミング・eスポーツ地区のサイバーパンクゾーン。巨大なeスポーツアリーナを中心にゲーミング関係者が集中している地区だ。単なるテーマパークにとどまらず、ゲームに携わる人たちが訪れ、住み、活動する街。ゲームを一大産業としたエコシステムが構築された街を目指している。 ブースに入るとチケットを渡され、キッチンカーやクレーンゲーム、バーカウンターなどでチートコードとグッズに引き換えて、最後にチートコードを入力するアトラクションにチャレンジする。チャレンジに成功するとゲーミングギアがゲットできる。ほかにもDJブースやステージを用意。ステージではeスポーツワールドカップを経験したZETA DIVISIONやCrazy Raccoonなどがキディヤ・シティについて語るトークイベントも用意。 2025年から始まるオリンピックのeスポーツ競技「オリンピック・eスポーツゲームズ」もサウジアラビアでの開催が予定されているので、キディヤ・シティの一端を体験できるQiddiya Gamingブースは訪れる価値ありだ。 (文・写真/岡安 学) なお、日経クロストレンドでは「東京ゲームショウ2024特設サイト」を公開中です。ぜひ、ご覧ください。 ・日経クロストレンド「東京ゲームショウ2024特設サイト」 https://xtrend.nikkei.com/sp/tgs/
岡安 学