「生まれ変わってもラグビーはしません」 堀江翔太、ラグビー人生を振り返る(前編)
■勇気なくして栄光なし(2013年)
堀江さん 「これは僕の座右の銘なんで」 矢野アナ 「今回取り上げたのはイングランド大会の2年前、2013年。スーパーラグビーのチャレンジの前にこの言葉も話してるんですよね。スーパーラグビー自体は堀江翔太にとってはどういうものだったんですか、個人の夢?」 堀江さん 「なんかこう、日本人誰か行かんと、やっぱ切り開かんと。行く道を作らなあかんなっていう僕の中ではあって。まずはここを目指さんと」 矢野アナ 「それはいわゆるこの2011年大会があったからってことですよね」 堀江さん 「そうですね、2011年で日本人あんまりやったなって思われた大会だったので。まずここをその強くするには、自分が、個人的にパフォーマンスがめちゃくちゃ悪かったんで。自分のレベル上げるには海外行って、失敗しようが成功しようがやってみて、勇気だして踏み出さないとそれが開けないっていう。結構ポイントポイントでこれを元にして動いてます」
■最初から勝つつもりでした(2015年)
矢野アナ 「9月19日ブライトンです」 堀江さん 「ちょっとリップサービスがありますけどね(笑)まあでも、1%でも勝つと思ってやらないとできないので」 矢野アナ 「それまでの日本代表はなかなかそうなれなかったじゃないですか。何がこう、その気持ちになれたんですか?」 堀江さん 「エディさん(エディ・ジョーンズHC)になってテストマッチ重ねる時にヨーロッパと初めて勝ったり、そういうものの積み重ねで自信が生まれてきた部分はあるかなと思いますね。エディさん、これしたら勝てるっていうようなものも持ってきてくれたというか。僕たちの選手にこう自信を植えつけてくれたので。あんだけ練習したし、もうこれ以外しないっていうようなぐらい頭が自分たちのラグビーが確立されたみたいな。もちろん数%ですけど、最初から勝つつもりでやってました」 矢野アナ 「ブライトンの奇跡で変わりましたよね、日本の代表が。この試合の翌日か翌々日に田村(優)選手は『勝って寝て起きて夢だったら怖いから眠れなかった』みたいなこと言ってましたもんね」 堀江さん 「え、ほんますか(笑)普通にすげえなって」 矢野アナ 「本当に、歴史が変わる瞬間に出会えたんですね」