「生まれ変わってもラグビーはしません」 堀江翔太、ラグビー人生を振り返る(前編)
■一切余裕なし どの試合も大変です(2010年)
堀江さん 「これはいっつも思ってます。どの試合も余裕ないなっていうのがいつもです」 矢野アナ 「いつかと言うと24歳の時、2010年トップリーグ初制覇、そのトーナメントに行く直前ぐらいですね。当時選手で初優勝の堀江翔太はどうだったんですか」 堀江さん 「フッカーとして全然出来上がってないというか」 「(Q.大学卒業してから何年目くらい?)2~3年目、24歳の時ですか」 矢野アナ 「今のチームの24歳は福井翔大選手、長田智希選手。当時の自分と比べてどうですか?」 堀江さん 「福井に比べるともっとちゃんと教えたなと思います。長田に比べると僕のは後輩力高かったと思いますけど、試合でのパフォーマンスとか、出で立ちっていう感じはあいつらの方がなんかこうベテランというか、余裕あるように見えるんで、すげえなって思いながら見てますね」
■ちやほやされたい(2012年)
堀江さん 「ああ、これは覚えてますね。これは2015年じゃないですか」 矢野アナ 「全然違うわ(笑)2012年。初のワールドカップのニュージーランド大会の翌年だから、11年大会のことがあって、新しいチームスタートして」 堀江さん 「僕はここのリーダー陣のミーティング時に出してるんですよ。憧れられる存在になりたいっていうの元はこれです」 矢野アナ 「世の中的な報道では、廣瀬俊朗さんが、このチームは皆に憧れられるジャパンになろうと」 堀江さん 「始めミーティングも誰もどうなりたいとか、あれで誰も言わんから、いやもうちやほやされたいでしょと。これを言い換えたのがそれです」 矢野アナ 「全然イメージ違いますよね」 堀江さん 「ここらへんはやっぱりあれじゃないですか、ラグビー全然知られてない時期で。なんとかしてラグビー知られるために。自分も能力も全然ダメやったので、なんとかこう選手として一流になることが、日本ラグビーを知ってもらうっていうのに一番近道なんじゃないかなと僕は思ってたんで。ちやほやされたいなと思ってましたよ」 矢野アナ 「それが進化していってみんなに憧れる代表になろうと」 堀江さん 「そうです。ちゃんと思ってたんやなっていう」