展示会の木材廃棄ゼロを目指す エコプロ2024で 「展示会ブースの新構法」 を発表
基本構法はそのままに、「素材を置き換える」 という発想
これまで、展示会業界は展示会における 「木材廃棄量」 を削減するために、「木工ブース」 ではない、他の構法によるブースを導入することで 「削減」 を目指してきた。しかし、「木工ブース」 を無くしてしまうことは非現実的で、このままでは 「多少の削減」 にはなっても 「ゼロ」 にすることは到底不可能だ。そこでスーパーペンギンでは発想を変え 「木工ブース」 の 「木工」 を 「他の素材に置き換える」 ことで、これまで木工ブースが持っていた特徴をそのまま活かしつつ、木材廃棄量を極力ゼロにすることができるのではないか、との考えにお至ったという。 それが今回のブース出展で紹介する「木」の代わりに 「再生板紙」 を用いる 「再生板紙構法」 だ。木工ブースの施工方法は、木で 「ブースの形状」 をつくり、その上から壁紙やカッティングシート・出力シートなどを貼付け仕上げる。再生板紙構法とは、「木」 の部分を 「再生板紙」 に置き換えるもの。再生板紙を加工し、ブース形状をつくりその上から壁紙やシートを取り付けて仕上げる。これまでと同じ設営会社、職人でも対応可能となり、一部に木を使用する 「ハイブリッド」 での構築も可能だ。 スーパーペンギンによると、これまで数度試作を行ってきた結果、本構法にはまだまだ課題はあるものの、業界としての需要が高まれば解決できる問題がほとんどであることが分かってきたという。もしこの構法が展示会業界の中で一般化すれば、年間数万トンの木材廃棄量が限りなくゼロに近づくだけでなく、再生板紙の需要が増すことによって、製紙業界にとっても新たな販路、大きな市場が生まれる可能性についても触れている。 ぜひ2024年12月4日(水)~6日(金)に東京ビッグサイト 東ホールで行われる 「エコプロ2024」 に足を運び、実際に見てみてはいかがだろう。 エコプロ2024 会期:2024年12月4日(水)~6日(金) 会場:東京ビッグサイト 東展示棟 主催:日経新聞社 公式ホームページ https://messe.nikkei.co.jp/ep/ スーパーペンギンブース 東6ホール ブースNO.6-026 https://messe.nikkei.co.jp/ep/cat880/stage-exhibition-booth.html