浴衣姿で茶道「イイネ」 富山・上市で外国人向けイベント、留学生ら日本文化体験をSNS発信
上市町の豊かな自然と、浴衣や茶道といった日本の文化を体験してもらう外国人向けのイベントが1日、同町で行われた。参加した県内在住の外国人留学生1人と技能実習生2人は、浴衣姿で体験活動を楽しむ様子を自身のSNS(交流サイト)に投稿し、町の魅力発信に一役買った。 上市町商工会女性部(平井潤子部長)がインバウンド(訪日客)需要を取り込もうと初めて企画した。参加者に体験の様子や町の景色をSNSで紹介してもらうことで、各自のフォロワーに町の魅力を伝えることを狙った。 同町石浦町のゲストハウス松月では、参加者が浴衣を着て茶道を体験した。上市高校茶道部のメンバーらがお点前を披露したり、作法を教えたりした。 部長の戸田彩琳(あいり)さん(2年)は「日本の文化を知ってもらい、良いところを見せられた」と胸を張った。 参加したインドネシア出身の技能実習生、クンティファディラさん(26)は「抹茶は初めて飲んだが、甘かった。正座は脚が痛くなり、立てなくなった」と笑った。
同町眼目(さっか)の眼目山立山寺の栂(とが)並木では、和傘を差して記念撮影を行った。