ラピダスと協業も 資金リスク当面なし キオクシアHD副社長
半導体メモリー大手キオクシアホールディングス(HD)の渡辺友治副社長執行役員は5日、岩手県北上市で記者会見し、次世代半導体の国産化を目指すラピダス(東京)について「協業できることがあれば対応していきたい」との考えを示した。 同社にはキオクシア(同)が既に10億円を出資しており、追加で資金拠出する方針を固めている。 先送りしているキオクシアHDの株式上場について、渡辺氏は「市場動向を鑑みて適切な時期に行う」と述べるにとどめた。一方で、「当面の資金的なリスクはない」とし、資金繰りに不安がないことを強調した。