那須川天心、藤田健児、増田陸、村田昴が試合前恒例の走り込み合宿を打ち上げ
プロボクシングのWBA世界バンタム級7位の那須川天心(25)ら帝拳ジム所属の4選手が17日、千葉・成田ゴルフ倶楽部で11日から行っていた試合前恒例の走り込み合宿を打ち上げた。予定のメニューを消化し、4選手はけがなく帰京した。7日間に渡り下半身を集中的に鍛え込んだ成果を次戦で発揮すべく、今後はジムワークで心身を磨いていく。 【写真】「えっ、マジで?」唐突な幕切れに驚きつつ、勝利を告げられ破顔一笑の表情を見せる那須川天心 昨年11月以来、4度目の成田合宿参加だった那須川は帝拳ジムの公式サイトで「4回目の合宿無事終了しました! 今回は雨が一度も降らず全てフルマックスのトレーニングで過去の中で1番ハードだったと思いました! めちゃくちゃ疲れた、、、、とか関係ないっしょ気持ちっしょ! の精神で常に走りました。本当に気持ちでどうにかなるのか? この言葉を言ってる本人が出来なくてどうするんだ! という思いも込め走り抜きました。また強くなれました!!」などとコメントした。 キックボクシング42戦全勝の那須川は、昨年1月にボクシング転向を正式表明。昨年4月8日にプロボクシングデビュー戦で日本バンタム級2位だった与那覇勇気(真正)に6回判定勝ちした。9月の2戦目ではメキシコ同級王者のルイス・グスマン(メキシコ)に8回判定勝ちし、今年1月にはWBA、WBO世界同級14位だったルイス・ロブレス(メキシコ)に3回終了TKO勝ち。ボクシング転向後3戦目となる初の世界ランカーとの試合でボクサーとして初のKO勝利を挙げ、キックボクサー時代を含めて公式戦50連勝とした。 次戦は7月下旬に日本開催で、動画配信サービスのアマゾンプライムビデオが生配信する興行への参戦が有力だ。那須川はWBC、WBO世界バンタム級10位、東洋太平洋同級4位、日本スーパーバンタム級4位、WBOアジア・パシフィック同級5位にもランクインしている。プロボクシング戦績は3戦3勝(1KO)。 昨年11月以来の参加だったWBOアジア・パシフィック・フェザー級王者の藤田健児(30)は「最終日は天気が良くなかったのでプールトレーニング! しっかり追い込んで合宿締めくくりました! 4回目の成田キャンプでケアの仕方などが分かってきたおかげで怪我なく終える事が出来ましたが、今までの3回よりキャンプに慣れてきた分トレーニングの質が上がってきたのでいつもより体の芯から疲れた気がします。しっかり追い込めた証拠ということにしておきましょう!笑。明日からはまず疲れを抜いて1週間ずっと走り込んでたので、早く大好きなボクシングしたいですね! 次戦に向けて突っ走ります!!」と意気込んだ。 同じく昨年11月以来の参加だったWBA、WBO世界バンタム級11位の増田陸(26)は「今朝は昨日に引き続き、水泳をやりました。昨日より水と仲良くなれてスムーズに泳げました。最後まで怪我なくトレーニングできた事、最高の環境とチームのサポートに感謝します。3度目の合宿を終えて身体も心もより一層強くなりました。チームの絆もより深まった気がします。ジムワークが楽しみですし、はやく試合をやりたいです。次の試合は日本バンタム級タイトルマッチ挑戦の予定です。しっかり勝って世界戦へ向けてアピールしたいです。バンタム級が戦国時代と言われていますが、いつでも闘えるように刀は常に研ぎ澄ませています」と決意を述べた。