マラドーナ氏、クレスポ氏の数字を超えるのは確実 アルゼンチン代表“歴代6位”の得点数まで上げてきたラウタロの凄さ
クレスポ氏もラウタロの実力を絶賛
19日に行われた2026ワールドカップ南米予選・第12節のペルー戦で決勝ゴールを挙げたFWラウタロ・マルティネス。この得点で代表通算得点数は32ゴールとなり、これはアルゼンチン代表歴代6位の数字だ。 近いところでは、ディエゴ・マラドーナ氏が34ゴールで5位、エルナン・クレスポ氏が35ゴールで4位だ。ラウタロがこの数字を超えるのは確実だろう。 伊『Gazzetta dello Sport』によると、クレスポ氏もラウタロがアルゼンチン人FWの良いところを詰め込んだ存在と絶賛していて、自身の記録を抜くことを望んでいる。 「私は35ゴールだが、彼は32ゴール。私の場合はもうプレイしていないからね。もう分かりきった話だ。彼の活躍を嬉しく思うよ。ストライカーを評価する時、どれだけゴールを決めたかが問題だ。ラウタロの場合は多くのゴールを決めているよね。彼は右足、左足両方を使えて、ドリブルも上手く、ゲームをよく理解している」 「異なる時代の選手を比較するのは難しいけど、ラウタロはアルゼンチン人FWのMIX型だと思う。エリア内ではアグエロと同じくらい決定的だし、アクロバットな部分では私に近いものを感じる。同じパワーではなくとも、バティストゥータを思わせるくらい空中戦も強い。ラウタロかルカク、どちらをマークしたいかDFに聞いてみるといい。ラウタロを止める方がずっと難しいよ。ルカクはパワーに頼りがちだが、ラウタロの方が間違いなく完成度は高い」 ラウタロがインテルとアルゼンチン代表でタイトルに繋がる決定的な働きをしてきたのは誰もが知るところだ。アルゼンチン代表では今もリオネル・メッシが話題の中心ではあるが、ラウタロも間違いなくアルゼンチンのサッカー史に名を刻むストライカーだろう。
構成/ザ・ワールド編集部