『世界最大のサンゴ礁』を再現!“レプリカ”でも、魚がホンモノと勘違いする完成度!? 海遊館の大型水槽がリニューアル
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海遊館の大型水槽がリニューアル。「グレート・バリア・リーフ」の世界をたっぷり楽しめます。 大阪の海遊館でリニューアルされたのは、オーストラリアにある世界最大のサンゴ礁「グレート・バリア・リーフ」を再現した大型水槽で、11月28日から公開。海遊館がオープンしてから34年、老朽化に伴い初めて水槽が改装されました。 (海遊館・水槽リニューアル担当 喜屋武樹飼育員)「リニューアル前はまるっとひとつの景観だったんですけど、今度はそれぞれ別の景観を表現したので見ごたえがある展示になったと思います」 今回の展示は「サンゴの生命力」をテーマに1年半かけて作り上げていて、水槽は6階から4階までを歩きながらさまざまな視点でサンゴを見ることができます。テーブル状に折り重なり群生するサンゴや、死んだサンゴなどが展示されていてサンゴの多様性、命の循環がわかる展示を目指しました。 ただサンゴを育てることが難しいことや自然界のサンゴを持ち込むことができないため実は、水槽のサンゴはすべてレプリカ。そこで担当者は形や色にとことんこだわり、実際にオーストラリアまで足を運びました。 さらに、水槽の魚にもこだわり、サンゴ礁に暮らすオーストラリアの固有種約50種の生き物を展示しています。 レプリカのサンゴの完成度は高く、魚も本物と思っているようで… (喜屋武樹飼育員)「すでに(魚たちが)産卵したりしてるので居心地いいのかなと思ってます」 水槽を見た人からはこんな声が聞かれました。 「おだやか~な感じで見られますよね、心が」 「癒されますね」 「ふだん日本で見られないものがこういうところで見られるというのが、いいことだと思います」 (喜屋武樹飼育員)「グレート・バリア・リーフってこんなサンゴとか魚が生息しているんだって理解してもらって、ひいてはグレート・バリア・リーフに行きたいとなっていただけたらすごくうれしいなと思います」
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