但陽信金職員が1090万円着服 顧客預かり金、ギャンブルや借金返済に 懲戒解雇、刑事告訴へ
但陽信用金庫(本店・兵庫県加古川市)は28日、個人や法人から預かった現金約1090万円を着服したとして、高砂西支店(高砂市曽根町)で渉外担当だった男性職員(26)を11月18日付で懲戒解雇したと発表した。業務上横領容疑で高砂署に告訴する方針。 【写真】21億円超を横領 グローリー、子会社社員を告訴 社長「じくじたる思い」 同信金によると、元職員は同支店勤務だった8月26日~10月7日、個人12人と4法人から集金した現金を入金処理しないなど、計約1090万円を着服した。取引先の会社から当座預金口座の前月履歴に入金したはずの金額が記載されていないと問い合わせがあり、同信金が調査し、発覚した。着服した金はギャンブルや借金返済などに使ったという。 同信金は「信用が第一の金融機関としてこのような不祥事が起きたことをおわびします」とし、役員ら関係者の処分を検討している。