【警戒】「電柱に線を引く工事をします」通信事業者を名乗る不審な男 福岡市早良区で情報相次ぐ 専門家は「闇バイト」「下調べ」の可能性を指摘
FBS福岡放送
関東を中心に強盗事件が相次いだ中、福岡市でも10月に入り、住宅を訪問する不審な男の情報が警察に複数寄せられていました。専門家は、事件は今後、関東にとどまらない恐れがあると指摘します。 【画像】「電柱に線を引く工事をします」通信事業者を名乗る不審な男 福岡市早良区で情報相次ぐ 専門家は「闇バイト」「下調べ」の可能性を指摘
23日、訪れたのは、福岡市博多区の雑貨店です。 ■ハンズ博多店・宮﨑慈朗さん 「窓ガラスにつける防犯セットです。あわせて使える防犯のステッカーがあります。」 関東で強盗事件が相次いだことが報じられて以降、警報器や防犯カメラ設置中と記されたステッカーなど、防犯グッズを求める人の来店が増えているといいます。 ■宮﨑さん 「10月初旬を過ぎてから増えてきています。初めてこういうものをつけるという方が多く来られていて、工事もなくて自分でつけられるものという需要が増えています。これだけ立て続けに起きると、いつ何時、自分の身に降りかかるか分からないということがあるんだと思います。」
不審な人物は、福岡でも目撃されていました。 ■元木寛人アナウンサー 「この辺りの住宅街でも、不審な男の情報が確認されています。」 警察によりますと、11日から19日にかけて福岡市早良区で大手通信事業者を名乗り、戸建て住宅を訪問する不審な男の情報が6件寄せられました。不審な訪問が確認されたのは、早良区の高取・城西・昭代・西新・百道・百道浜です。 ■住民 「電波の状況が悪いというクレームがいっぱい来ているので、ちょっと調べていますと。アンテナがおかしくないですかと。うちはアンテナはない。ちょっと話がとんちんかんだった。」
通信業者を名乗った男に話しかけられたという男性。神奈川県横浜市の住宅で起きた強盗殺人事件でも、事件の前に不審な業者が現場付近の住宅を訪ねていたという情報もあります。 福岡の住民も不安を隠せません。 ■住民 「怖いなと思います。気をつけます。」 警察によりますと、福岡で目撃された不審な男の特徴は、髪は黒く、黒っぽいジャンパーとズボンを着用し、バインダーとタブレットを持っていたということです。年齢は20代から30代で、身長170センチ前後との目撃情報もあります。この男は「電柱に線を引く工事をします」などと切り出したといいます。