日テレ社長、定例会見「放送事業にあらためて真摯(しんし)に向き合った1年」今年を振り返り
日本テレビは25日、都内の同局で定例会見を行った。今年最後の開催となり、石澤顕社長が1年の振り返りを語った。 「今年は放送事業にあらためて真摯(しんし)に向き合った1年となりました」と切り出し、パリ五輪開催や放送法改正などにも触れた。昨年10月期の日本テレビ系連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者、芦原妃名子さんが1月に亡くなった件については「決して忘れてはならない事案」とし「ドラマ制作においては制作を指針策定し、現在はそこに則って制作活動を進めています」と語った。 また、昨年11月に発覚した、系列局の日本海テレビジョン放送の経営戦略局長(当時)の50代男性社員が「24時間テレビ」の寄付金を着服していた問題についても触れ、「系列局の寄付金の不正行為などを受けて、クライアントの方々らにどの様な形でご理解いただけるか、準備を進めて今年の放送に至りました。大変多くの方に支持を頂いてご協力をいただきました。心より感謝申し上げたい。モニター調査などを実施して総括し、来年以降へ向けてさらに改善していきたい」とした。