危なくてハラハラ、公道の観光ゴーカートは止めてロボット駕籠屋はどうか? イメージ重なる…赤木圭一郎さんの撮影所での事故
外国人相手が主力になるだろうから、彼らが好みそうな、横に並んですわれるような「ワイド横並び版」というのも作りましょうね。機械が担ぐんだからそのくらいの重量過多もどうってことない。
希望によっては三味線を持ったロボットの芸者さんなんかも乗っている。それでもって大江戸八百八町から箱根八里くらいは行ってしまう。こういうのは乗るほうもタイヘンだから、休憩用とか食事用の御馳走を乗せた籠があとについてくるから、たちまち大名行列になってしまうのだ。
あれ、空想で悪のりしました。すいません。
■椎名誠(しいな・まこと) 1944年東京都生まれ。作家。著書多数。最新刊は、『思えばたくさん呑んできた』(草思社)、『続 失踪願望。 さらば友よ編』(集英社)、『サヨナラどーだ!の雑魚釣り隊』(小学館)、『机の上の動物園』(産業編集センター)、『おなかがすいたハラペコだ。④月夜にはねるフライパン』(新日本出版社)。公式インターネットミュージアム「椎名誠 旅する文学館」