来年1月末にもビル再建 福島県のいわき駅前繁華街火災跡地
福島県いわき市平字田町の繁華街で5月に起きた大規模火災現場で、民間企業が来年1月末にも、飲食店向けテナントビルの再建を目指している。市内の不動産・建設業「システム」が焼けた建物跡地のうち約130平方メートルを買い取り、木造2階建ての1棟を新築し、飲食店3店が営業する予定だ。 火災はJRいわき駅前の同市平字田町で5月26日に発生。全焼・半焼7棟を含む13棟が被害を受けた。同社の系列会社が所有していた建物も全焼、解体した。同社は系列会社などがこの建物の跡地を購入して11月下旬に着工し、既に基礎工事を終えた。 田町地区で半世紀にわたりテナントビル管理などに関わってきたシステムの遠藤宗忠社長は「繁華街の再生に向けた一歩としたい。われわれに続いて、飲食店再建の動きが出てきてほしい」と話している。