フラワー・オブ・ザ・イヤー 最優秀にカーネーション「テルミ」など5品種
ジャパンフラワーセレクション実行委員会(事務局・日本花普及センター)は13日、最も優れた花きの新品種を選ぶ「日本フラワー・オブ・ザ・イヤー2024」の最優秀賞を発表した。切り花部門は、カネコ種苗(群馬県)のカーネーション「テルミ」を選んだ。 【画像】鉢物・ガーデン部門の最優秀4品種 「テルミ」は、とても薄いクリーム地にピンク色の覆輪のスプレイ品種。丸い花弁がかわいらしく「アレンジの中に添える花としてだけではなく、カーネーションの魅力を改めて感じさせてくれる逸品」と評価を受けた。 鉢物部門では、エム・アンド・ビー・フローラ(山梨県)のブルーベリー「ブッシェル・アンド・ベリー サファイアカスケード」と須藤園芸(群馬県)のエラチオールベゴニア「ブランレーヌ」の2点を選んだ。「ブッシェル・アンド・ベリー サファイアカスケード」は樹高50センチ程度とコンパクトで、「1株でも実をたくさんつけるため、見て食べて楽しめる鉢物として注目されるだろう」と評価された。「ブランレーヌ」は気品のあるアイボリーの八重咲き。 ガーデン部門では、サントリーフラワーズ(東京都)の八重咲きニチニチソウ「サニープリンセス ブルー」とハクサン(愛知県)の高温に強くシックな色のトレニア「スーパートレニア カタリーナ ラムレーズン」の2点を選んだ。 卸や小売り、学識経験者などが部門別に、品種特性や消費者目線で栽培のしやすさなど評価をした。
日本農業新聞