楽天ドラフト2位・徳山一翔擁する環太平洋大は準決勝で姿を消す…徳山の登板機会はなし【明治神宮野球・大学の部】
◇24日 明治神宮野球大会 大学の部準決勝 創価大12―8環太平洋大(神宮) 楽天がドラフト2位指名した左腕・徳山一翔投手(4年・鳴門渦潮)を擁した環太平洋大(中国・四国三連盟代表)は創価大(関東五大学第一代表)との打撃戦をものにできず、敗戦。準優勝した2016年以来の決勝進出はならず、準決勝で姿を消した。 23日の早大戦で135球を投げて10イニングを完投した左腕はベンチには入ったが、登板する予定はなく、ベンチで戦況を見守った。それでも、他の6投手が全て投げたため、終盤にはアクシデントに備えてブルペンで軽く体を動かした。しかし、登板機会がないまま、大学でのラストゲームを終えた。 試合後、徳山は「同期のみんなとここまでこられたのは本当に誇り」と大学での4年間を総括。猿渡主将は「みんなで切磋琢磨(せっさたくま)しながらやってきた。ありがとうと伝えたい」と同期生をねぎらったが、徳山も同じ思い。野村昭彦監督に対しても「配球面だったりフィールディングを全て教えていただいたので成長できた。人間性の部分でもすごく成長を感じました」と感謝した。 次のステージは楽天でのプロでの生活となる。目標だった秋の大学日本一目前で敗れたことを糧とする決意で、「この悔しさを忘れずに頑張っていきたい」と宣言。球団は即戦力と評価しているが、後輩たちに仙台での活躍を多く届けたいという気持ちは強いようで、「投げる姿を一日でも早く見せれたらいいなと思います」と意気込んだ。
中日スポーツ