【MotoGP】マルケス「表彰台を争っているとは知らなかった」エスパルガロとの白熱バトルの裏側
MotoGP第6戦カタルニアGPで3位表彰台を獲得したマルク・マルケス(グレシーニ)だが、彼は当時自分が表彰台を争っているとは知らなかったのだという。 【動画】MotoGP2024 第6戦カタルニアGPハイライト マルケスはカタルニアGPで初日を苦戦したことから、予選ではQ1敗退の14番グリッドと中団に沈んだ。しかしスプリントレースでは追い上げて2位となり、決勝でも再び彼は追い上げのレースを見せた。 決勝でマルケスはスタートでジャンプアップこそできなかったが、徐々に追い上げていきラスト4周で3番手を走っていたアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)をオーバーテイク。ファイナルラップまで彼らはポジションを争ったが、マルケスがエスパルガロを退けて3位を獲得した。 レース後にマルケスは大いに喜んでいた。ただフィニッシュ直後は自分が表彰台を争って3位となっていたことは把握していなかったと状況を明らかにした。 「今回、僕はル・マン(フランスGP)よりももっとゆっくりと追い上げていかなくちゃならなかった」 マルケスはそう語る。 「表彰台は凄い遠いと思っていたんだ。誓ってもいいけど、僕はラストラップに表彰台を争っていたとは知らなかったんだ」 「チームにはこういったタイプのレースのときは、自分のポジションを知らせないで欲しいと伝えているんだ。自分に何ができるのかを感じる必要があるし、5位か4位か、それとも表彰台を争っているのかなんて分からなかった」 「前は見えていなかったし、(前にいるのが)2~3人なのか、何人が逃げているのか知らなかったんだ」 「ル・マンのときや今回のスプリントレースのようには良いスタートにはならなかった。でもレースを通じてソフトタイヤを上手くマネジメントする方法は分かっていた」 「表彰台に上がるのはとても難しかったね。特にエスパルガロとのラストラップのポジションを巡っての争いは、大変だった。彼は最後のバルセロナでのレースで表彰台に上がるのにふさわしい走りだったね」
German Garcia Casanova