地元の特産を安く売っている「道の駅」。直売所や産直市場とどのような違いがあるのでしょうか?
長距離の運転をする人なら、道の駅に立ち寄った経験があるかもしれません。道の駅にはトイレやレストランだけでなく、地域の特産品が販売されている直売所などが設置されているところも多いようです。 地元の特産品を安く買えるため、道の駅へ行くのを目的としてドライブがてら出掛ける人もいるかもしれません。 本記事では、道の駅の機能や役割、魅力や直売所・産直市場との違いについて、何をいくらぐらいで買えるのかということも含めてご紹介します。
「道の駅」の機能や魅力とは?
国土交通省によると、道の駅には道路交通の円滑な「ながれ」を支える役割があります。基本的な機能や設備としては、以下のものが挙げられます。 ●24時間無料で利用できる駐車場とトイレがある ●道路情報や地域の観光情報を提供している ●緊急医療情報などを提供する機能がある ●文化教養施設や地域振興施設など地域連携機能を有している もともとはドライバーの「休憩場所」という役割であった道の駅ですが、現在は地域の魅力を発信する存在として親しまれているようです。ただ「休憩」や「買い物」をする場だけでなく、地域の特色や魅力に触れられる点なども、道の駅の役割であるといえるでしょう。 道の駅は市町村やそれに代わる公的な団体が設置し、国土交通省により登録されるもので、道路管理者や市町村などが整備を行っています。
「直売所」「産直市場」とはどう違うのか?
「直売所」や「産直市場」とは、新鮮な農産物や地元の食材を購入できる場所を指します。中には、生産者が少量だけ作った作物が並べられることもあります。 生産者が野菜や果物・花などを収穫直後に出荷・陳列しているため、抜群の鮮度を保ったままの商品を購入することが可能です。生産者が直接持ち込むので輸送コストがかからない分、安く販売されているようです。 なお、個人直売所の場合は自宅敷地内などでそのまま販売できますが、企業が運営する直売所はいくつかの種類に分類されます。サービスエリア内にある直売所や道の駅などは「観光地型」の直売所に分類され、加工品や地域の土産品なども販売されています。