【速報】原付免許で乗れる125cc「新基準原付」を警察庁が承認、2025年11月までに道路交通法改正へ
かねてからお伝えしている原付免許で125ccモデルが乗れるようにする警察庁の検討会が結論を開示した。結果、出力を4kW(5.4PS)以下に制御した100~125ccのモデルを「新基準原付」とし、承認されたのだ。 【ギャラリー】新基準原付候補に急浮上!? スーパーカブ110のライディングポジション (9枚)
二輪車車両区分見直しに関する有識者検討会が報告書案を開示
2025年11月が適用期限の令和2年排ガス規制に50ccエンジンモデルが対応できないことから、100~125ccモデルに4kW(5.4PS)の出力制限をかけて「新基準原付」とする案を警察庁が有識者を集めて検討を重ねていた。これが12月4日の会議を経て報告書案を開示した。 検討した結果は「運転特性は、現行原付とほぼ同等と評価」とされ、 ●現行制度を前提に、新基準原付を原付免許で運転できる区分となるよう、道交法体系上の見直しを行うこと ●新基準原付の扱いが、現行原付と整合するように関係諸制度を改めること(外見上の識別・車両法体系の区分等) ●区分の前提となる出力制御について、適切な不正改造防止措置を講じるとともに判別できるよう取り組むこと と結論付けている。 同時に開示された走行評価の資料では、新基準原付の試験車両で車重と車格のあるCB125Rと最も軽量なディオ110が意外にも同じ難易度の評価だった。一方、PCXとスーパーカブ110は現行原付よりも逆に易しいという評価を得ている。これらが今後の市販車開発でどう影響するのかも興味深い。 今後は、2025年11月までに道路交通法などの法整備と、メーカーによる製品開発も並行して進められるだろう。詳報は追って公開したい。
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