【現地リポート】「iPhoneの新機能」使って最も感動したポイント 「カメラコントロール」の使い勝手は?
Apple Intelligenceが利用できるかどうかは、iPhone 16、iPhone 16 Proシリーズの購入・買い換え動機に大きく影響があると考えられ、主要市場での開始時期を明言することで、顧客の後押しをしようとしている。 ■魅力的な新色と「素材変更」 例年、新モデルは、定番のホワイトとブラック以外に新しいカラーを追加しているが、今回iPhone 16シリーズは、鮮やかな青のウルトラマリン、落ち着いた緑のティール、iPhone 15よりぐっと色味が濃くなったピンクの3色が追加された。また、iPhone 16 Proシリーズでは、ゴールドカラーが追加されている。
Apple Watchに目を移すと、これまでステンレススチールを採用していたモデルは、表面を磨いたチタニウムに素材変更された。95%再生チタンを利用し、より環境負荷を下げる対策ととらえることができる。 昨年iPhone 15 Proシリーズで、ステンレススチールからチタンに素材が変更されており、製品本体で使われる金属は、アルミニウムとチタンに集約されつつある。いずれも、再生素材に転換され、クローズドサイクルの実現に向けた対策が進んでいる。
今回意外だったのは、iPhoneのカメラ機能をさらに進化させた点だ。しかも3つのアプローチを用意していた。 1つ目はセンサーのアップデート。iPhone 16では、超広角レンズでのマクロ撮影や、48MP Fusionカメラにより、より明るい撮影が可能になっている。また、Vision Proなどで立体的に見ることができる空間ビデオと空間写真への対応のため、カメラの配置を変更している。 2つ目は映像信号処理の高速化だ。iPhone 16 Proシリーズでは、メモリーが高速化されたA18 Proチップと、高速読み出しに対応する48MP Fusionセンサー、その大容量信号をチップに送り込むAppleカメラインターフェースを備え、4K120フレーム/秒の動画撮影に対応する。