【全日本2歳優駿】ダートグレードで血が騒ぐグランジョルノ 末脚がハマれば戴冠も十分
[JpnⅠ全日本2歳優駿=2024年12月11日(水曜)2歳、川崎競馬場・ダート1600メートル] グランジョルノ(牡・美浦=高柳瑞樹厩舎) 父ゴールドドリーム 母ヴィータアレグリア 母の父ネオユニヴァース 今や王道ローテになりつつあるJpnⅢ・JBC2歳優駿(門別ダート1800メートル)の2着馬。デビュー戦同様、スタートで勢いがつかず後方の位置取りになったが、ペースが速くなったことで末脚を温存できる形になった。残り800メートルから長くいい脚を使って進出を開始。4コーナー過ぎで勝ち馬ソルジャーフィルドに先を越されたが、直線を迎えても懸命に粘り込んでせせた。 レースタイム1分54秒5(良)は過去5回で最も遅いものの、昨年のフォーエバーヤングとは0秒2差劣るだけ。さらに付け加えると、今年から基礎重量が55→56キロに引き上げられたことを考慮すれば決してレベルが低いことはない。父はダートGI級5勝を挙げた名馬。母ヴィータアレグリアは同じ高柳瑞厩舎に在籍して川崎エンプレス杯2着、船橋マリーンC優勝などダートグレード競走で活躍した。ここ川崎で血が騒ぐのは当然だろう。
東スポ競馬編集部