日本人経営者、事業売却でリタイア&バンコク移住…自宅はホテル並み、メイド1人+運転手2人「働かないが資産は増える一方」の仰天理由【弁護士が解説】
メイドに運転手に高級車…日本では目立ちすぎて、身の危険も
小峰:たしかに、これだけの豊かな生活を日本で送るのは難しそうです。ただ、お金を出せば、日本で同じような生活を送ることは不可能とまではいえない気もします。 遠藤:東京なら、このような生活をしている人もいるかもしれません。しかし、私が暮らしていた地方都市で、高級車を2台持ち、それぞれに運転手を付けて…などといった生活をしていたら、目立ちすぎて身の危険を感じるでしょう。バンコクなら、このような生活をしている富裕層は多いので、目立たずにすむのです。 小峰:なるほど…。日本では、稼いだお金を使う環境が整っていないといえそうですね。 小峰:バンコクの生活での満足感の高さをうかがい、移住をお手伝いした私も嬉しく思います。とはいえ、ほかの都市と比べることはないですか? 遠藤:マレーシアのクアラルンプールに行くことがありましたが、富裕層の数、日本人の数、日本への直行便の数、あと、日本料理店の数とクオリティなどを包括的に見た「クオリティ・オブ・ライフ(QOL)」の点で、バンコクの方がずっと上だと感じます。そのため、個人的にはクアラルンプールはないな、と思います。 小峰:クアラルンプール以外はいかがでしょう? 遠藤:最近、ドバイからバンコクに移ってきた方とお話しする機会があったのですが、日本人の数、日本への直行便の数、あと、日本料理店の数とクオリティ、これらの点でバンコクの方がずっといい、とのことでした。
収入源は暗号資産・金への投資…リタイア移住後も資産は減らない
小峰:お金を増やす環境としてはいかがしょうか? 遠藤:日本は個人所得税と住民税の最高税率が55%です。それを考えると、労働で資産を増やすのは難しいでしょう。そうなれば投資は必須なわけですが、それでも20%の税金がかかります。海外に出て、20%の税金がかからなかったらどうなると思いますか? 1年だけ見れば20%の差ですが、何年も経つと、複利で差はどんどん開きます。 小峰:富裕層なら外に出るべきということですね。 遠藤:富裕層はもちろんですが、富裕層を目指す人こそ、海外移住すべきだと思います。日本にいたら富裕層になることが難しいですから。 小峰:遠藤さんは、バンコク移住後も投資で資産を増やしているのですか? 遠藤:暗号資産のほか、金(ゴールド)の投資をしています。金は、5年で倍というくらい価格が上がっているので、「価格が2倍になったら半分売る」という感じで利益確定しています。ゴールドへの投資で得る収入も大きいです。