【写真：Getty Images】

　イングランド国内にとどまらず、世界中から人気を集めるプレミアリーグ。各クラブに紆余曲折がある中で、最も多くの観衆を動員しているクラブはどこなのか。今回はプレミアリーグでのホームゲームの平均入場者数を集計してランキング形式で紹介する（データは『transfermarkt』を参照。3月31日現在）。

【写真：Getty Images】

3位：トッテナム ホームスタジアム：トッテナム・ホットスパー・スタジアム（収容可能人数：6万2062人） 平均入場者数：6万1523人 　アンジェ・ポステコグルーがトッテナムの監督に就任してからサポーターの雰囲気が変わった。マウリシオ・ポチェッティーノが退任して以降にクラブはジョゼ・モウチーニョやアントニオ・コンテら世界的な名将を招聘するも、彼らはクラブと良いとは言えない関係で退任。その影響もあってか、トッテナム・ホットスパー・スタジアムの雰囲気が悪い期間も長かった。 　しかし、攻撃的サッカーで知られるポステコグルー監督の下で充実した試合内容が増えると、サポーターは勝ち負けに関わらず大熱狂。平均入場者数こそ昨シーズンの6万1605人をわずかに下回っているが、少なくとも声援の大きさは今シーズンの方が上回っている。 　なお、トッテナム・ホットスパー・スタジアムは、ホワイト・ハート・レーンに変わって2019年に完成したばかりのイングランドでも最新鋭の設備を備えたスタジアムとして知られている。スタンドからの見やすさやバリアフリー、スタジアム内のレストランなど、誰が訪れても楽しめるような工夫が凝らされている。こうしたマーケティング面でのアプローチも収容率99%越えの要因だと考えられる。