ランド・ノリスにインタビュー、メンタルヘルス、今後の目標…25歳のF1ドライバーの素顔に迫る
―――完璧な休日とはどんな日ですか?
2つある。というのも、普段の生活は人でいっぱいで、自分はあまり人と接することが好きではないから(笑)。話したりするのが好きじゃないから、その逆で、一人でシンプルな時間を過ごすのが好きなんだ。おそらく誰もが時々やりたがるようなことだけど、それは普段の生活とはまったく対照的で、毎日がとても楽しいんだ。でも、それと同じように、友達とゴルフやパドルをしたり、ディナーやランチに行ったり、ショッピングをしたり、何でもいいんだ。普通のことをして、友達と出かけるのは最高の時間で、最高の思い出になることもある。
―――今日に至るまでに克服できた最大のチャレンジは何ですか?
最も大きな挑戦のひとつは、自分自身に集中すること、そして他人の目を気にしないことだと思う。常に正しいことをし、人を喜ばせ、笑顔にし、間違ったことは言わないという正しいやり方で、少し成長したと思う。多くの人がそうだと思うし、特にカメラの前やテレビに出たり、世間の注目を浴びたりするときはそうだと思う。でも、それがまたストレスになるんだ。だから、人の機嫌を損ねないように、より幸せになろうとする。それは正しいこととは思えないけど、すべての人を喜ばせることはできない。それを認め、理解することで、より自分らしく、より自由に生きることができると思うんだ。
―――少し先を見据えて、5年後の自分はどうなっていたいですか?
5年後なんてたくさんあるよ(笑)!5年後のF1がどうなっているかわからないし、マシンがどうなっているかもわからない。世界は今、大きく変化していると思う。今はまだ自分の仕事が好きだし、今やっていることが好きだけど、いつかそれが変わるときが来るだろうね。子供の頃に運転を始めたのは、ただそれをするのが好きだったからなんだ。5年後かもしれないし、10年後かもしれないし、2年後かもしれない。だから、F1であろうとF1でなかろうと、自分が楽しいと思えることをやるだけさ。でも、できればまだF1にいて、そのころにはチャンピオンになっていたいね。
―――ランド・ノリスをランド・ノリスたらしめているものは何だと思いますか?
僕はいつも楽しみたいと思っているし、人生のすべての瞬間を楽しみたいと思っている。サーキットやF1にいるときも、それ以外のときもね。だから多くのドライバーと仲良くなれるんだと思う。敵とかそういうものを持つ必要はないと思っている。繰り返すが、これは僕の意見だ。世の中には、「いや、敵は必要だし、友達にもなれない」みたいな人もたくさんいるけど、それは彼らのやり方であって、僕は僕のやり方でやるつもりだ。正しい方法なんてないけど、自分の人生を楽しみたいんだ。
※本記事は英語の記事から編集しました。