<解説>大ヒット「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」振り返る ズゴックフィーバー 新作「SEED FREEDOM ZERO」も
2024年は、人気アニメ「機動戦士ガンダムSEED」シリーズが大いに盛り上がった一年だった。発表から約18年の時を経て、2024年1月に公開された劇場版アニメ「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」は、興行収入が50億円を突破し、「ガンダム」シリーズの劇場版の歴代最高興行収入を記録。大ヒットを受けて、新作「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ZERO」が制作されることも発表された。ガンプラ(プラモデル)やフィギュアの関連商品も含めて話題になった「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」を振り返る。 【写真特集】新作「SEED FREEDOM ZERO」どうなる? 福田監督が明かす! ビジュアルも
◇発表から18年で公開 42年ぶり記録更新
「機動戦士ガンダムSEED」シリーズは、「機動戦士ガンダムSEED」「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」などが制作されてきた。「SEED FREEDOM」は「SEED DESTINY」の続編で、福田己津央監督らテレビアニメのスタッフが再集結した。劇場版は、2006年に制作が発表されたものの、その後は長らく続報が途絶えていた。発表から約18年たったこともあり、まさにファンにとって待望の新作となった。
2024年1月26日に公開され、約4カ月のロングラン上映となり、1982年公開の「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編」が記録した興行収入約23億円を超え、「ガンダム」シリーズの劇場版の歴代最高興行収入記録を約42年ぶりに更新した。
ヒットを受けて、同9月には“期間限定の特別版”を上映。500カット以上の本編映像をアップデートした“完全版”で、エピローグカットが追加された。“特別版”を含めて何度も劇場に足を運んだファンも多かったようだ。
◇ズゴックフィーバーは続く!
「SEED FREEDOM」には、マイティーストライクフリーダムガンダムやインフィニットジャスティスガンダム弐式、デスティニーガンダムSpecIIなどさまざまな新MS(モビルスーツ)が登場し、多くのガンプラが発売された。